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歴代プリキュアの「決め技バンク」で一番長い技って? 実際にストップウォッチで測ってみたサラリーマン、プリキュアを語る(3/4 ページ)

ストップウォッチ片手に本当に測定しました。

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プリキュア最終決め技長さランキング

 5位以下を含めた「最終決め技バンクの長さランキング」は下記の通りです。

順位 作品名 決め技名 秒数
1位 スマイルプリキュア! プリキュア・ロイヤルレインボーバースト 115
2位 ハピネスチャージプリキュア! プリキュア・イノセントプリフィケーション 114
3位 フレッシュプリキュア! ラッキークローバー・グランドフィナーレ 110
4位 GO!プリンセスプリキュア プリキュア・グラン・プランタン 109
5位 Yes!プリキュア5 プリキュア・ファイブ・エクスプロージョン 107
6位 ハートキャッチプリキュア! プリキュア・ハートキャッチ・オーケストラ 102
7位 スイートプリキュア♪ プリキュア・スイートセッション・アンサンブル・クレッシェンド 98
8位 Yes!プリキュア5GoGo! プリキュア・レインボーローズエクスプロージョン 87
9位 キラキラ☆プリキュアアラモード プリキュア・ファンタスティックアニマーレ 85
10位 ふたりはプリキュアSplash☆Star プリキュア・スパイラル・スター・スプラッシュ 83
11位 魔法つかいプリキュア! プリキュア・エクストリーム・レインボー 82
12位 ドキドキ!プリキュア プリキュア・ロイヤルラブリーストレートフレッシュ 59
13位 ふたりはプリキュアMaxHeart エキストリーム・ルミナリオ 53
14位 ふたりはプリキュア プリキュア・レインボー・ストーム 39

 キラキラ☆プリキュアアラモードの「プリキュア・ファンタスティック・アニマーレ」は85秒。14作品中9位、という結果となりました。

 初代、ふたりはプリキュアの時代は60秒を切る長さだった決め技バンクですが、スプラッシュスター以降、どんどんバンクが長くなっていき、スマイルプリキュア!のころには110秒を超えるまでになりました。

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 しかしそれ以後は若干短くなる傾向にあり、だいたい100秒台前後だったのですが、ここ最近(魔法つかいプリキュア!、キラキラ☆プリキュアアラモード)では80秒台に落ち着いてきました。

 決め技の発動に、イノセントフォームなどの「フォームチェンジ」を伴うシリーズではやはり決め技バンクが長くなる傾向にあり、スマイルプリキュア!やGo!プリンセスプリキュアでは、フォームチェンジのバンクにかなりの時間を費やしています。

 フォームチェンジなしで、最も長い決め技バンクはフレッシュプリキュア!の「ラッキークローバーグランドフィナーレ」でした。

「85秒のバンク」は長い?

 さて、キラキラ☆プリキュアアラモードの最終決め技「ファンタスティック・アニマーレ」の技バンクは85秒でした。

 しかし、この「85秒」という時間。他作品の決め技バンクと比較して長いのでしょうか?

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 これも調べてみたところ、古いアニメで恐縮ですが、例えばプリキュアの大先輩、「セーラームーン」(1992年)の決め技「ムーン・プリンセス・ハレーション」の技バンクは39秒、「セーラームーンS」(1994年)の「ムーン・スパイラル・ハートアタック」は43秒。その他のセーラームーンの決め技バンクは、だいたい30秒~50秒の間でした。

 また、一応男の子向けとして「勇者シリーズ」も調べてみましたが、「勇者特急マイトガイン」の合体シーンのバンクは65秒、「勇者王ガオガイガー」の合体シーンは61秒でした。

 もちろん「セーラームーンが単独で出す技」と、「プリキュアが集団で出す技」の長さを単純に比較してはいけませんし、放送された年代も違います。

 しかし、上記以外にもいくつか他作品の技バンクを調べてみたところ、(自分の観測範囲では)どれも70秒を超えるものはありませんでした。

 「プリキュア・ファンタスティック・アニマーレ」は、プリキュアシリーズの最終決め技の中では短い部類なのですが、他作品からみると、やはり「長いバンク」ということになるのではないかと思います。

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 とはいえ「長いバンク」は決して悪いわけではありません。

決め技バンクの魅力

 プリキュアの「最終決め技バンク」。

 クリスマスシーズンに向けておもちゃが全面に映し出され、キラキラ演出で大活躍するのです。

 これが無くては、「プリキュアが商業的に成り立たなくなる」といっても過言ではない重要なシーンなのです。

 10秒で終わっちゃっては子どもの印象に残りません。長くて派手なのは子どもに印象付けるに必然なのです。

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 だからこそ、制作者サイドも「決め技バンク」は毎年かなりの力を入れて作ります。

 構成、アングル、エフェクトからBGMまで、日本のアニメーショントップクラスの映像演出を見られるのです。

 だから、皆さま、プリキュアの決め技バンクにぜひ注目してください。

 そこでは「いい大人たち」が子どもを喜ばせるために真剣に作った、「とんでもなく豪華で華麗な映像表現」があるのですよ。

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