ディズニー実写版「ムーラン」 ムーラン役に中国人女優リウ・イーフェイの起用決まる
「ドラゴン・キングダム」(2008年)でジャッキ・チェン&ジェット・リーと共演したことも。
ディズニー長編アニメ映画「ムーラン」の実写版ヒロインに、中国出身で米国籍の女優リウ・イーフェイ(英語名:クリスタル・リウ)を起用したことを米THE HOLLYWOOD REPORTER誌などが報じ、米DisneyもOh My Disneyサイトでこれを認めました。
1998年に公開されたアニメ映画は、古代中国の伝説を題材にした物語。全土に徴兵制が敷かれる中、老いた父の代わりに男装して戦闘に参加する少女ムーランの姿が描かれました。実写化に当たっては、マーシャルアーツなど武道の心得、流ちょうな英語、そして「スター性があること」の3つがディズニーの求めるムーラン役の条件だったとHOLLYWOOD REPORTERは伝えています。
1987年生まれのイーフェイは、9歳から14歳までアメリカで過ごしたため英語も流ちょうで、中国では「Fairy Sister」という意味のあだ名が付けられるほど透明感のある雰囲気も、ムーラン役にぴったりだったようです。アニメ映画版でムーランの吹き替えを担当したマカオ出身で米国籍の女優ミン・ナはTwitter上で「おめでとうリウ・イーフェイ! 実写版「ムーラン」にとって素晴らしい選択」と祝福しています。
同作の実写化に当たっては、ハリウッドで頻発する「ホワイトウォッシュ」(白人以外の役柄に白人が起用されること)を懸念する声も。過去にはムーランが恋に落ちる相手が白人男性といううわさが持ち上がり、SNS上では「#MakeMulanRight」のハッシュタグで、ムーランを正当に描くよう求める運動が起きたこともありました。その他のキャストも今後発表されるとみられますが、2018年11月2日の公開に向け、作品がどんな評価を受けていくのか注目されます。
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