ニュース
新仮想通貨「オタクコイン」発行を検討 コンテンツ業界で利用できる共通通貨として構想
オタクコインを通じて、アニメ制作に直接参加・支援できる仕組みも検討されています。
advertisement
アニメや漫画、ゲームといったコンテンツ業界に特化した仮想通貨「オタクコイン」のICO(新規仮想通貨発行)実施に向けた検討を、Tokyo Otaku Modeが開始しました。
現段階では、上記コンテンツ業界で利用できる共通通貨として構想。イベントへの参加費用や物販での支払い、作品やクリエイターへの直接的な支援など、多種多様な支払いへの充当が想定されています。
著名クリエイターにコインのデザインや決済音などの制作を依頼したり、AR(拡張現実)を介して見えるオタクコインをジャンプして入手したりといった、コンテンツと連携したアイデアも。運営が窓口となり、オタクコインを通じてアニメ制作会社に資金提供を行う、「アニメ製作委員会2.0」という仕組み作りも考えられています。
advertisement
検討開始とあわせて、同社は「オタクコイン準備委員会」を設立。映画「この世界の片隅に」のプロデューサーを務めた真木太郎氏と、ジャーナリストの数土直志氏をアドバイザーに迎えるほか、一般ユーザーの意見も受け付けて議論を進めるとしています。また、パートナーとして、ICOコンサルティング事業を手掛けるAnyPayが参画。
現時点ではICO実施法人は未定であり、実施の約束をするものではないとのこと。実施の目標は2018年の春から夏ごろを目指すとしています。
(沓澤真二)
関連記事
発想が斜め上の手回しマイニング……! Twitterで「人力で仮想通貨をマイニングする機械」を開発する人現る
すごい。仮想通貨発掘マルウェアをGoogle Playで発見 知らぬうちに端末の処理能力をマイニングに使われる
Google Playからは削除済み。警察庁、サイバー空間を巡る脅威の情勢を公表 仮想通貨を狙った手口が確認
メール攻撃の多様化も確認されています。DMMが仮想通貨マイニング事業参入へ 「DMMマイニングファーム」10月から開始
GMOインターネットもマイニング事業に参入。日本仮想通貨事業者協会、ビットコインの一時取引停止を解除
会員各社は準備が整い次第、取引を順次再開する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.