素手で銃弾をキャッチ、構えだけで吹っ飛ぶ悪党 『犯人の犯沢さん』の蘭姉ちゃんが強すぎる問題
「空手の達人」設定だけで片付けていいのかこの強さ。
『名探偵コナン』に登場する“黒い人”が主人公のスピンオフギャグ漫画『名探偵コナン 犯人の犯沢さん』(関連記事)。単行本第1巻が12月18日に発売されるなり、不意に登場する毛利蘭が、本編や劇場版のときよりもはるかに強いと話題になっています。なんというかもう、人知を超えている。
蘭が登場するのは、「FILE.6 悪夢」のエピソード。主人公の犯沢さんが、犯罪都市「米花町」(本編でコナンたちが住む町)にはびこる詐欺にほんろうされ、ぼったくりバーに引っかかったところから問題のシーンは始まります。バーには蘭姉ちゃんの父・小五郎も来店しており、酔いつぶれていたところを30万円もぼったくられそうになっていました。おっちゃん何やってんの。
そんなところに迎えに来たのが、我らが蘭姉ちゃん。店主が「お嬢ちゃんが体で稼いでくれるかい?」と凄んだところで、蘭の力が発動します。空手の達人で、本編では驚異的な身体能力により数々のピンチを切り抜けてきた彼女ですが、今回は気合いを込めて構えをとるだけで悪党どもを吹っ飛ばしてしまいました。蘭、それ空手ちゃう、八極拳や……いや、それも違うな。
異常な事態にうろたえた店主は、形勢逆転を狙って拳銃を持ち出し、蘭めがけて放ちます。しかし蘭はすました顔で、銃弾を手づかみでキャッチ。オニギリのように握りつぶしてしまいます。とどめのひと言「わたしを殺人犯にしないでもらえます?」が無表情も相まってめっちゃ怖い。
恐怖した店主たちは一目散に逃げ出し、店には毛利親子と、事の成り行きをぼう然と見ていた犯沢さんだけが残されました。そして彼もまた、蘭の力に圧倒されることに。手にしていた包丁を飴細工のように曲げられ、言葉を失うのでした。
この話は通しで読むと、犯沢さんの家庭の事情なども語られる、彼主体のエピソードなのですが、この4ページだけで蘭姉ちゃんがすべてを持っていった感があります。『名探偵コナン』公式Twitterによれば、『犯人の犯沢さん』第1巻は既に重版が決定するなど売れ行き好調とのこと。今後も蘭に限らず、本編のキャラクターが大暴れすることを想像すると目が離せませんね。
(沓澤真二)
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