10年前にいなくなった猫、カリフォルニア州の大火から生還し家族と奇跡の再会
猫が運ばれた病院で、偶然にも飼い主の家族が働いていました。
2017年10月に起きたカリフォルニアの山火事の現場から、1匹の猫が生還を果たしました。さらに治療中に、10年前行方不明になっていた飼い猫であることが判明し、無事家族と再会を遂げました。
猫の名前は「パイロット」(14才)。パイロットさんは、ジェニファー・トンプソンさんの家族でしたが、10年前の2007年に失踪していました。ジェニファーさんは近隣の動物保護施設を捜索するなどしていましたが、やがて断念。その後、一家は当時住んでいたサンタローザから引っ越すことになりました。
山火事現場からの発見時、パイロットさんは全身に重度の火傷を負い、やせ衰えた姿をしていました。体内には、飼い主の情報を記録したマイクロチップが埋め込まれていましたが、トンプソン家が引っ越してしまったため飼い主の居場所をたどることができませんでした。
パイロットさんは治療のため、ノーザンカリフォルニア動物病院に搬送されました。ここで奇跡が起こります。なんとその病院には、ジェニファーさんの姉妹が勤務していたのです。
パイロットさんを発見したと電話を受けた際、ジェニファーさんは驚きました。当時、トンプソン家では飼っていた猫を病気で失ったばかりで、新しい猫の受け入れを考えていました。
ジェニファーさんは無事パイロットさんと再会を果たし、火傷の治療費を募るクラウドファウンディングをgofundmeで立ち上げ。目標金額の3000ドルを上回る6650ドルを達成しました。
パイロットさんはその後回復し、肉球の包帯もすべて外れました。今はトンプソン家の他の猫たちとも打ち解け、一緒にお昼寝する姿も見られるそうです。
(画像はgofundmeから)
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