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Wikipediaのアクセスデータが毎月公開に 記事内で連鎖的に読んでしまう割合が60%

一つの項目を調べるだけだったのに、気づいたら数時間経ってたってWikiあるある。【訂正】

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 Wikipediaの月間アクセスデータを毎月公開していくことを、運営元のウィキメディア財団が発表しました。英語、ロシア語、ドイツ語、スペイン語、および日本語の5カ国版のクリックストリームデータ(Webサイトに来訪者が残した一連の履歴情報)などを公表するもので、すでに2017年11月分から利用可能となっています。

ウィキメディアのプレスリリース

 ある海外ドラマの記事を見ていたらいつの間にか中世の記事を読んでいた……というように、Wikipediaでは記事内の項目をクリックし、数珠つなぎで次々と記事を読んでしまいがちになります。公開データを使えば、ある項目に利用者がどこから来てどこへ飛んでいったのか、異なる項目がどのように関連しているか、SNSで人気のトピックはWikipediaでも多くクリックされているかなど、さまざまな分析が可能になります。

 英語版Wikipediaの2017年11月のデータによると、記事440万本以上に対して約2600万のリンクがあり、そのうち60%がWikipedia内で発生。37%はGoogleの検索結果からなど外部からでした。Wikipedia内で連鎖的に読んでいる利用者がいかに多いかを示す数字です。

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【訂正:2018年1月24日19時00分 初出で「記事4400万本以上において計67億回以上発生したクリックの内」と表記していましたが、誤っておりました。「記事440万本以上に対して約2600万のリンクがあり」と訂正しました】

項目「Net neutrality(ネットの中立性)」からのクリックストリームを可視化した図

 2015年にもWikipediaのアクセスデータは公開され、当時さまざまな学術研究に活用されたことからこのたび毎月公表することに。学会やマーケティングなどあらゆる分野で利用されていきそうです。

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