「着たい服」がある男女を描いた創作漫画に背中を押される人の声 「勇気をもらった」「素敵が詰まっている」
自分の着たい服を着られてますか?
漫画家の常喜雄寅(@TaketoraTsuneki)さんがTwitterに投稿した「着たい服」について描いた創作漫画が多くの人の心に刺さっています。
カフェの制服で接客する姿を見て、周囲から「モデルさんみたい」や「絶対モテそう」と言われる、すらっとした見た目の若い男女。普段の格好についても「おしゃれさんなんだろうな~きっと」と少し理想の混じったような想像をされてしまいますが、本人たちの好みはちょっとだけ変わっているようでした。
女性の小林さんが楽しそうに休憩中に読むのは、ファッション雑誌の中の「可愛いゴスロリ春コーデ」と書かれたページ。しかし、店長らしき人がやってくるとサッと隠すように閉じては「…おつかれさまです」とボソッとひと言。そんな内気な彼女ですが、一方で男性の小澤くんは更衣室から「相変わらず すごい格好だな…」と店長に言われるような服装で登場します。
続けて店長から「目立って…ちょっと恥ずかしくない?」「今流行っているものとか着た方がモテんじゃないの?」と恐らく善意からの疑問がかけられますが、小澤くんは一度「そうスね…」と答えた上で、「でもまぁ…自分の着たい服着る方が1億倍気持ちいいんスよ」と自身の心の思いを言葉でハッキリと返すのでした。その目からも意志の強さが感じられてかっこいい……!
そして次の日、「…おはようございます」と静かに仕事場にやってきた小林さんは、それまでの雰囲気からは想像がつかない見事な“可愛いゴスロリ春コーデ”で登場。驚きすぎて声が出なくなる店長と、それに対して「その服」「いいスね」と真っすぐな目で伝える小澤くんが対照的ですが、やはり内気に「…ありがとうございます」と返す小林さん。しかし隠しきれてないうれしそうな表情が、その“1億倍気持ちいい”ということを証明しているのでした。
Twitterでは、作中の小林さんと同じく、世間の目が気になって本当に着たい服が着られてなかった人から「もっと自信を持って着ます!」や「勇気をもらえます!」と、小澤くんの言葉に背中を押された人の声が多く寄せられ、「分かる」「ステキが詰まっている」などの声が上がる人気に。他にも「TPOだけわきまえて、着たい服を着ればそれだけで少し世界が明るく楽しく見えると思う」という意見も寄せられています。
続編を望む声も多く、それに応える形で今週または来週辺りに同物語のアフターストーリーが投稿される予定。また「それまでこの二人には悶々としてもらいましょう」と、ファッション雑誌で好きな服を見て幸せな時間を過ごす二人のイラストも投稿されています。
ちなみに常喜さんは現在「週刊モーニング」のアンケートプレゼントページにて月2回、四コマ漫画を連載中で、常喜さんのpixivアカウントでは彫刻家とサンドアーティストの青春ラブストーリー「好きだけでええやんか!」などの過去作を公開中。こちらは誰でも読むことができます。
画像提供:常喜雄寅(@TaketoraTsuneki)さん
関連記事
きっかけは入院時に支えてくれた『ジョジョ』 とある育児漫画の激変ぶりが話題に 「何が起きた」「最初はほんわかしてたのに」
よーしよしよしよしよしよしよしよし(褒めて伸ばす)。中指立てそう 今風なデザインを取り入れた目玉おやじの漫画に「クソアニメな予感しかしねぇ……」
次の「ゲゲゲの鬼太郎」ではこんな目玉おやじもアリ……とでもいうと思ったかーーー!!ゲームパッド+定規で液タブ作画が捗る!? デジタルでアナログな手作りツールが便利そう
定規で直線を引きつつ、ゲームパッドのボタンに割り当てたショートカットを操作。後光が差してる……! 青空を背負った「スズメのお釈迦様」が思わず拝みたくなる神々しさ
何を考えているんだろう?「あたしの赤ペン先生おもしれえだろ」 FAXで文通する「90年代ガジェット事情」漫画がいろいろと懐かしすぎる
スマホ世代ならぬファクス世代。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.