フジテレビ、「ノイタミナ」以来14年ぶりに大型深夜アニメ枠「+Ultra」を立ち上げ “破格な製作費”で世界に通ずる作品を目指す
どんな作品が見られるか楽しみ。
フジテレビは3月8日、アニメラインアップ発表会を開催。その中で、既存の深夜アニメ枠「ノイタミナ」に加えて、新枠「+Ultra(プラス ウルトラ)」の立ち上げを発表しました。番組枠のロゴとムービングロゴは漫画家・映画監督の大友克洋さんが制作。新枠用の作品として「イングレス」「revisions リヴィジョンズ」「キャロル&チューズデイ」の3作が発表されました。
発表会で同社常務取締役の大多亮さんは、日本のアニメがいまだ国際的に高いニーズを持っていることを挙げ、「(フジテレビには既に)『甲鉄城のカバネリ』や『PSYCHO-PASS』といった世界に通ずる作品がたくさんあるが、さらにもう一枠、最初から世界を見据えたような、破格な製作費もかけたような、ワールドバリューの作品を作り出す枠」として+Ultra枠を新設したと、背景を説明。
「イングレス」はフジテレビも出資しているナイアンティック社の同名ゲームをアニメ化するもので、大多さんは「(ナイアンティックCEOの)ジョン・ハンケさんは非常にアニメが好きで、ノイタミナのことも知っていました」「イングレスをアニメ化できないかという話があり、それ面白いよねということで。それから2年たち、やっと実った」と、企画秘話も明かしています。
フジテレビではアニメ事業部ができてから5年が経過。当初「10年かかっても良いからアニメのブランドを作り上げよう」と立ち上がったもので、大多さんは「ノイタミナ、+Ultra、劇場アニメの3つで、世界の人から喜んでもらえるようなアニメブランドを作り上げていきたい」と、今後の5年に向けたスタートでもあると話しました。
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