ホッチキスの針で作られているだと……? 中学生の頃に制作していた「銃火器」が可動もする見事な完成度
さまざまな種類の銃をホッチキス針で生産しています。
ホッチキスの針で作られた「銃火器」がすごい完成度です。ここまで表現できるものなのか。
ホッチキスの針を重ねたり曲げたりしてさまざまな武器を再現していて、かなり小さいサイズながら、細かい銃の種類までわかりそうなクオリティーの高さが見てとれます。シルバーな外観がなんかかっこいい!
投稿したのはTwitterユーザーのochiai(@thochitrp)さん。これらはいずれも中学生のころに作っていたもので、これまでに完成させた銃火器は全20個。他にも制作途中で崩壊したものや、納得できず廃棄したものを含めると30個ほど作っていたそうです。
作り始めたきっかけについて聞くと、当時授業中に爪でホッチキス針を曲げるなどしていたところ、気づいたらできていたとのこと。作り方は、まず覚えている銃をノートに落書きし、それを参考に本体・バレル・グリップ・マガジン・ストックの順に作成。加工にはプラスチック定規と爪を使い、さらに仕上げは紙に包んで椅子の脚と床の間にいれてプレスするそうですが、この時に針がバラバラになることも多かったとか。そのためグルグル巻きにしたりと強度を上げているようです。
部品を別々に作っていることからもわかるように、こだわりは可動式という点。3丁のバイポッド(二脚)が付いているものはその部分が脱着可能で、スナイパーライフルはサイレンサーが脱着可能。他にもショットガンやハンドガンはコッキング(スライド)が可能で、RPG7は弾頭の脱着が可能になっているとのことでした。
中学生でそこまで考えて作っていたことに驚きますが、なにより銃火器への思い入れを感じる出来に素直に感動します。作っているときは楽しかったに違いない。
ちなみにどれも授業中に作っていたため、ペンチや接着剤といった道具は使えず、また写真を見たりしては作れなかったとのこと。制作時間は、ノートを取ったり計算したりといった他の作業も行いつつ、50分授業およそ3コマ分ほどでだいたい完成していたそうです。いろいろな意味で器用すぎる。
そして当時から数年経った現在、もう1度作ってみた結果も公開。2011年製と比べて照準器やバイポッド、フォアグリップにサイレンサーなどが装備され、パワーアップした「M4」が出来上がっています。中学生の時と変わらないどころか銃の生産の腕を上げているochiaiさんなのでした。素晴らしい!
画像提供:ochiai(@thochitrp)さん
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