置いたオモチャが画面に登場、思い通りに動かせる MSが研究中のスマートパッドが楽しそう
NFCタグ付きのオモチャやブロックをマットに置くことで、画面や音声、ロボットなどを制御できる。
マイクロソフトが「Project Zanzibar(プロジェクトザンジバル)」として、教育向けの新たなデバイスを研究しています。マットの上でオモチャやブロックを動かすと、連動して画面に映像が出たり音が鳴ったり……空想遊びを具現化できそう。
タッチ操作と空中の手や物の動き、NFCタグを検知するマットを軸にしたシステム。タグの付いたオモチャやブロックを認識し、見た目が同じキャラクターを画面に表示するなどできます。背景用のオブジェを置くと場面が変わる仕組みで、例えばヤシの木を置くと舞台が南国になるのだとか。
デモ動画ではゲームや教材としての使用例を紹介。タグ付きのカードを使用すれば『遊☆戯☆王』チックなバトルを体験できますし、人形や積み木などを置いて画面上で劇をする遊びもできます。カメラのオブジェをソフトウェアにカメラとして認識させ、そこから見たアングルの映像をモニターに表示するなんて芸当も可能。
このシステムは、画面とセットで使うとは限りません。おもちゃの大砲を撃つと発射音が鳴ったり、タイルを並べて英単語を作るとその発音が再生されたりと、音をメインにした使い方も可能です。ロボットへの命令が書かれたブロックを置き、プログラムで動かすこともでき、可能性は多岐に渡ります。
同プロジェクトの論文はHCI(Human-Computer Interaction)研究の国際会議「CHI 2018」でベストペーパー賞を受賞。カナダで4月23日~26日に開催されるCHIの大会で、同社はデモンストレーションを行うとのことです。
(沓澤真二)
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