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「MONO」の「M」を押すと音楽が再生 驚きの仕掛け「消しゴムプレーヤー」を作り上げた高校生に話を聞いた

スピーカーはやっぱりMONOラル。

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 Twitterに投稿された消しゴムプレーヤーが注目を集めています。ロゴの「M」を押すと、内蔵スピーカーが音楽を再生。幅が10円玉程度のMONO消しゴムに、プレーヤーを仕込む技術が見事です。

プリッキュアップリッキュア~♪
ベースは中サイズのMONO消しゴム
スリーブを外すと、プレーヤーの基板が

 作者は107(@kukiwakame107)さん。消しゴムとしての外観は保ちつつ、スリーブの中に基板や部品をみっちりと収めています。microSDカードスロットを備えており、中の音楽ファイルをそのまま再生可能。

基板やスピーカーがみっしり

 編集部は製作のきっかけなど、くわしい話を聞きました。107さんは以前、500円で売られていたMP3プレーヤーを見かけ、「これで何かできないか」と思い購入。分解して不要になった生徒手帳へ移植して楽しんでいました。

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生徒手帳のページをくりぬいてプレーヤーを埋め込み

 その後もっと小さく高密度にできないかと考え、消しゴムに内蔵することに。2017年9月に初期型が完成し、これを改良したのが今回のバージョン2というわけです。

初期型の時点でしっかりと機能している

 前作からの改善点は、音量の増加。それまでプレーヤーに直接スピーカーをつなげていたところに、アンプを挿入することで実現しています。さらにプラ板などの素材を使うことで、強度も向上しているそうです。

 USB端子やmicroSDカードスロット、イヤフォンジャックを消しゴムのお尻にまとめ、使いやすくする工夫も。今バージョンでは配置をさらに整理し、強度と使い勝手を両立できるようにしています。

端子類はすべて後部にまとめられている

 完成にかかった時間は5時間程度。しかし順調に進んだわけではなく、何度かの失敗もあって、全体では1週間ほどかかったそうです。失敗のフォローとして、MP3プレーヤーやmicroSDカードの買い増しも必要に。完成品単体の製作費は1000円程度ながら、全体では3000円ほどかかっているのだとか。

 なお、107さんは理系志望の受験生で、大学進学後もこうした工作を手がけていきたいと語っています。リプライには「勉強しろよ」といったツッコミも見られますが、「これだけのものが作れるのだからきっとうまくいく」と、激励する声も寄せられています。

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画像提供:107(@kukiwakame107)さん

(沓澤真二)

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