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イカもキリンもちっさかわいい! 粘土で作られた約5ミリのフィギュアが驚きの緻密さ

小さいのに細かく作り込まれています。

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 指先の上にちょこんと乗ったミニチュアフィギュアが、かわいいのに細部まで作り込まれていてすごいと話題です。イカの足がちゃんと10本ある!

約5mmに仕上げられたミニチュア。5mmとは思えないほどのクオリティですごい!

 「粘土ミニチュア 5mmシリーズ」を制作しているのは、粘土作家&立体イラストレーターのフジイカクホ(@kakuho_fujii)さん。かわいらしい表情をした動物キャラクターの立体化や絵本の制作などをしている作家さんです。


キリン】模様の細かさもさることながらしっぽが髪の毛よりも細い!

 5mmシリーズのフィギュアは約5mm(3~7mm程度)に仕上げた粘土ミニチュアで、デフォルメされた動物の表情やボディがとても愛らしいです。しかしこの小さなサイズだというのに、細かなところまで緻密に仕上げられています。猫の細いヒゲ、キリンの柄やたてがみの色、カメのおなかの割れ目など、デフォルメされていながらも細かなところまで作り込まれています。

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ひよこ&にわとり】ひよこのサイズは2~3mmとのこと。米粒半分ほどの大きさ!?

カメ】カメのおなかの模様、ちゃんと割れてる!

 完成作品でさえ約5mmという小さなものなので、ひとつひとつのパーツも当然小さく、ため息や深呼吸だけで飛んでいってしまうそうです。一度なくしてしまうと見つけるのは難しいようで、もう一度作り直すとのこと。


もぐら】「土の中からひょっこり顔を出してきた」というのが分かる作り込みようです

ラグドール】小さいけどラグドールの愛らしさはそのまま

 フジイさんに使用している道具を聞いてみたところ、ハーティクレイという樹脂粘土を使用しており、基本的に手作業で造形し、着色は粘土同士の混ぜ込みで表現しているとのお話でした。他に使う道具は爪楊枝、虫ピン、木工用ボンドなど。

 制作にかかる時間についても質問したところ「制作にかかる時間はその時々で変わりますが、5mmシリーズでは実制作3~4時間くらいのものが多く、制作の合間に乾燥を待つ時間なども必要になるため、丸一日くらいはかかります。この乾燥を待つ間に他の作業も行ったりするため、制作時間の表現は難しいところもあるのですが、1つだけを基準にするのならこのような感じです」とのことでした。同時進行で複数の作業を行っているようですが、爪楊枝などを使った細かい作業をおこなっている間は集中力を持続させるのが大変そうです。


イカ】足はちゃんと10本あります。折れそう……

タコ】構図的に足が1本隠れていますが、ちゃんと8本あるんです

ブタさん】尻尾がクルンとしてるのがかわいい

 5mmシリーズを見たTwitterユーザーからは「かわいいのにこの小ささでびっくりしました」「手に乗せて飼いたい」「小さいということを忘れそう」という驚きと賞賛の声が届いています。確かに見ていると5mmがどのくらいの大きさか忘れてしまいます。


番外編。最小チャレンジ。パンダ】このパンダのサイズはなんと2mm!けどちゃんとパンダになってる!

番外編。最小チャレンジ。パンダ】定規のメモリと並べてみると本当に2mmです

 フジイさんが手がける「粘土ミニチュア 5mmシリーズ」や他の作品はTwitterWebサイトで見ることができます。現在のところ個展や販売の予定はないそうです。個展などが開かれた際にはルーペが必要になりそうですね。

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「粘土ミニチュア 5mmシリーズ」はモーメントにまとめられてます!

画像提供:粘土作家 フジイカクホ(@kakuho_fujii)さん



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