なにこの豪華フェス感！　映画「音量を上げろタコ！」の楽曲アーティストがロック好きにはたまらない布陣

　俳優の阿部サダヲさんと女優の吉岡里帆さんが出演する映画「音量を上げろタコ！なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ！！」（10月12日公開）の楽曲を担当するアーティストが発表。L'Arc-en-CielのHYDEさんやSuperflyの「愛をこめて花束を」などの作詞を手掛ける音楽プロデューサーのいしわたり淳治さん、シンガーソングライターのあいみょんさんなど豪華布陣が名を連ねています。

　同作は、“声帯ドーピング”で驚異の歌声を手に入れるも、喉の限界に焦りを感じている世界的ロックスターのシン（阿部さん）と声が小さすぎるストリートミュージシャンのふうか（吉岡さん）の姿が描かれるコメディー作品。監督には、ドラマ「時効警察」シリーズや映画「インスタント沼」など個性的な作品を多く手掛ける三木聡さんが務めます。

　そんなハイテンション・ロック・コメディーを彩るのは数々の楽曲。W主題歌の1つとしてシンが歌う「人類滅亡の歓び」は、作曲にL'Arc-en-CielのHYDEさん、作詞をいしわたり淳治さんが担当するという豪華なコラボに。

　曲の仕上がりにHYDEさんは、「監督のイメージを具現化していったら恐ろしい曲になりました笑。シンとの共通項も多く、時期的にもお互いパクったわけではないのですが、シンと僕のアー写がそっくりだったので驚きました。僕はドーピングしてませんよ！」とおちゃめにコメントしており、いしわたりさんも「『声帯をドーピングしてとんでもない声を出すカリスマ的ロックスターの歌詞なんですけど…』なんていう言葉で笑いながら始まる打ち合わせは、おそらくこの先の人生でも二度とないでしょう」と貴重な経験を振り返っていました。

　さらにシンのバックバンド「EX MACとしてHiNA」としてDragon Ashのボーカル・降谷建志さんや岡崎体育さんなどのサウンドプロデュースなどで活躍するPABLOさん、Dragon Ashをはじめとする多数のバンドで活躍するKenKenさん、FUZZY CONTROLのSATOKOさんが名を連ねます。

　もう1つの主題歌でふうかが歌う「体の芯からまだ燃えているんだ」の作詞＆作曲には、吉岡さんとも親交が深いシンガーソングライターのあいみょんさんが担当。「あの日聴いた音や声、見たもの全てが今日の自分に語りかけてくるように、体の芯を燃やす感覚をいつになっても忘れたくないです。テンション上げて行こう！」と熱いコメントを残しています。また、アレンジ＆演奏はオルタナティヴ・シーンで注目を集めるTHIS IS JAPAN。

　主題歌だけでなく、挿入歌にも豪華アーティストが集結。2018年7月での「完結」を発表しているチャットモンチーの橋本絵莉子さんや阿部さんがボーカルを務めるロックバンドのグループ魂から富澤タクさん、ニューロティカのKATARUさん、NABOさんなどが盛り上げます。

　同作の音楽について三木監督は、「この作品の音楽を最強のメンバーでやれたことは、本作をやってよかったと思えることのひとつです。参加して下さった、どのアーティストも最強過ぎ。ちょっとしたフェス状態で心も体も震えます」と感無量の様子。「格好良すぎて脳下垂体からアドレナリンが噴出します」という「人類滅亡の歓び」や「心をぐらぐらと揺らされる」という「体の芯からまだ燃えているんだ」のW主題歌を歌う2人に対しても、「その曲に対してどう立ち向かっているのか、ご期待ください」と呼びかけています。

挿入歌担当アーティスト

(C)2018「音量を上げろタコ！」製作委員会