7月19日に放送されたテレビ朝日系「フリースタイルダンジョン」に、人気グループ「WHITE JAM」のメンバーGASHIMAさんが出演。レギュラーメンバーのDOTAMAさんとフリースタイルのMCバトルで熱戦を繰り広げ……と思ったら、放送終了直後、WHITE JAMとDOTAMAさんのコラボ楽曲がGASHIMAさんのTwitterに投稿されました。なんというスピード公開。
公開された「Die in TOKYO feat.DOTAMA」は、東京をテーマにしたメンバーそれぞれの個性的なラップを、ダンサブルなビートに乗せていくクールな楽曲。途中でDOTAMAさんも登場し、DOTAMA節全開のラップを見せてくれます。
楽曲の公開がDOTAMAさんとの熱戦の直後だったことや、GASHIMAさんと「フリースタイルダンジョン」メンバーとの間に「メジャーVSストリート」の構図ができあがっていたことなどから楽曲はすぐに話題となりました。
GASHIMAさん擁するWHITE JAMは、iTunes総合チャートで2作連続1位になるなど今人気のアーティスト。番組出演時には「賞金自体には興味ない」「フリースタイルダンジョンの待ち時間に1曲書けば100万円稼げる」と発言したほどの“メジャー”なラッパーです。
そんなGASHIMAさん、沖縄出身のMC・CHICO CARITOさんとのバトルでは「沖縄からこの大都会 夢は見れたかな? カスなバイト代」と、ストリートラッパーの収入をやゆするDisを披露。
DOTAMAさんとのバトルでも「俺はメジャーなプレイヤー 俺のことをねたんでいれば?」「こんなやり方でMake Moneyするだけ」「乗り込んじゃうの? オリコンチャート? おぉ5000位 落ち込んじゃうよ?」など、自分の“成功”を武器としたラップを次々と披露しました。
そんなGASHIMAさんにDOTAMAさんは「さっきからキャバクラの送迎役みたいな見た目で何熱いこと言ってんの? この人」「東京タワーにくくりつけて スカイツリーに突っ込ませて こいつを爆死させてぇ」など個性的すぎるDisで対応。見事勝利を収めたのでした。
そんな2人が放送終了直後にまさかのコラボ曲。計算され尽くしたやり方に、「まさかのやりあったDOTAMAさんとはーっ」「これがメジャーのスピード感」といった声、ストリートのファンと思われる人たちからは「アングラなめんなよ」「WHITE JAMは好きになれそうにない」など批判の声も。そうした賛否両論も含め「これがこの人たちのやり方」「清々しいヒールっぷり 少年漫画の悪役に見えてきた」と評価する意見も出てくるなど、諸説が渦巻いた状況になっています。
なお、8月3日にLINE LIVEで配信される「WHITE JAM LINE LIVE」では、ゲストにDOTAMAさんの参戦が決定しています。なるほどこうやって話題を作っていくのか……! しかしなんにせよ、こうしてヒップホップかいわいが盛り上がることは、いいことなのかもしれませんね。
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これは声に出したくなる見出し。