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創作漫画「猫に寿命を分ける話」に多くの人が涙 ペットを飼っている人の心に刺さる

いつかは訪れるペットとの別れにどう向き合うか。

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 漫画家の電気こうたろうさんが描いた創作漫画「猫に寿命をわける話」がTwitterで感動すると話題となっています。

 動物病院で余命1年と診断された猫のチュッチュッ。しかし、病院には生命エネルギーを人からペットに分けられる機械が置いてあり、これを使えば飼い主Aさんの寿命と引き換えにチュッチュッの寿命を延ばせるといいます。

獣医に余命1年と宣告される

 その場では決断しなかったAさん。帰り道、ハムに見える雲や道端に咲いている花をチュッチュッに見せようとしますが、ケージの中のチュッチュッは起き上がることができず、その姿を見たAさんは悲しみに暮れてしまいます。

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チュッチュッに話しかけるも元気がない

 もう一度動物病院に行き、チュッチュッに自分の寿命を分けることを決めたAさん。獣医が意気揚々と寿命を分ける手はずを整えていきます。

なぜかテンションの高い獣医

 不安そうなチュッチュッに優しい言葉をかけて安心させ、機械によってAさんの寿命がチュッチュッの寿命へと変わります。

Aさんの寿命をチュッチュッに分ける

 Aさんの寿命10年と引き換えにチュッチュッの寿命が1年伸びました。10年の寿命を分けたからチュッチュッの寿命が10年伸びると思っていたAさんですが、獣医から人と猫は心拍数や代謝が違うからそうはならない、分けた寿命を戻すのは無理だしお金もちゃんと払ってねと冷たくあしらわれてしまいます。

自分の寿命を10年分けても猫の寿命は1年しか伸びず

 自宅に帰るとチュッチュッは元気になっており、猫じゃらしにジャンプして飛びつくまでに回復しました。Aさんはチュッチュッがいれば服や友達もいらないし、ジュースも我慢できる、だから長生きしてほしいという気持ちがさらに強くなっていきました。

元気になったチュッチュッ

 働いてはチュッチュッに寿命を分けるAさん。3度目に寿命をあげたあとには、獣医からこれ以上寿命を分けることができないと言われます。

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働いては寿命を分けるAさん

 10年分の寿命を与えることを繰り返すことで、チュッチュッに見せたかったハムのような雲に気づかず、道端の花も食べ物と勘違いしてしまい食べてしまうほど老化してしまったAさん。

明らかに老化しているAさん

 獣医からこれ以上は寿命を分けられないと言われても、毎日のように動物病院に通っては看護師にチュッチュッを長生きさせろと詰め寄ります。何度断っても毎日来るAさんのことをボケババアとののしる看護師でしたが、獣医はAさんに理解を示し、看護師に発言を取り消して謝れと擁護するようになりました。

Aさんを擁護する獣医

 動物病院からタクシーで帰宅するAさんですが、途中でタクシーを降り、チュッチュッを連れて歩き出します。疲れて一休みし、ケージの中を確認すると、そこには動かなくなったチュッチュッの姿がありました。

ついに死んでしまうチュッチュッ……

 Aさんは子猫のチュッチュッを拾ったときから、成長し、いずれ自分より先に逝ってしまうことは頭の中で理解していました。しかし、いざチュッチュッが死んでしまう涙が止まりません。

涙が止まらないAさん

 悲しみに暮れるAさん。動かなくなったチュッチュッを連れて、「チュッチュッは母ちゃんと一緒ぉ~!!」と叫ぶように歌い続けるのでした。

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悲しみを叫ぶように歌う

 この作品は特にペットを飼っている人の心に刺さっているようで、読者から「先日にゃんこが亡くなって、この漫画を読んで泣きました」や「うちにいるのはわんちゃんなんですがもっと遊びたいと思いました」といった感想が集まっています。

 作者の電気こうたろうさんはTwitterで、「感想ひとつひとつ読ませて頂いてます。僕が話すのがすごく苦手なので全然返事が出来てませんが、犬ちゃんや猫ちゃんのことを打ち明けてくださるのを見てすごく悲しくなったり、たまらなくなったりしてます。すごく大事なことだと思います。是非ここでよければ打ち明けてください。」と語っています。

画像提供:電気こうたろうさん

(植木鉢)

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