ニュース

「スラム街の暮らしを肌で感じたい!」学生企画に批判 → クラウドファンディング中止に 支援者には全額返金へ

「スラム街の子供は自己満足のためのツールではありません」「勝手に行け」など非難の声が集まっていました。

advertisement

 クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で実施されていた「スラム街の暮らしを肌で感じたい!」という企画に、「甘ったれたプロジェクト」「勝手に行け」など非難の声が集まっています。プロジェクトページは既に削除されていますが(7月4日14時30分時点)、CAMPFIREに確認したところ、「登録者様より弊社に『プロジェクトの取りやめ希望』のご連絡をいただいたため、弊社は規約にのっとりプロジェクトを中止いたしました」とのことでした。

スラム街の暮らしを肌で感じたい!(プロジェクトページより/現在は削除済)

 企画を立ち上げたのは、近畿大学建築学部の学生3人。夏休みにフィリピン(マニラ)のスラム街へ行き、その現状を伝えたい、スラム街の子どもたちに夢を与えたい、といった思いからプロジェクトを企画したといいます。目標金額は25万円で、内訳は旅費が21万円、雑費が4万円。目標達成の成否に関わらず、集めた金額がそのままファンディングされるAll-In方式を採っていました。

支援は3000円からで、限定Facebookグループへの招待や、写真集、ポストカード配布などが予定されていました(プロジェクトページより/現在は削除済)

 しかし、プロジェクトが徐々に話題になるにつれて、「スラム街を舐めすぎ」「どうせ面接のネタづくりでしょ」など批判的な声が続々と寄せられるように。特に「スラム街の子供は呑気で恵まれた彼らの自己満足のためのツールではありません」「アジア、貧困、映像、他人の善意…ことごとく舐めている」など、動機や見通しの甘さについて指摘する声が多く、炎上状態となっていました。

advertisement

 中止前の時点で集まっていた支援金は約16万円。CAMPFIREによれば、支援者には既に「プロジェクト中止のご連絡」と「返金のご案内」をメッセージで送付しており、今後はCAMPFIREから支援者に返金する形となるそうです。

なぜスラム街へ行こうと思ったのかの説明(プロジェクトページより/現在は削除済)

※編集部側で一部画像を加工しています



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  2. しぶとい雑草“ドクダミ”を生やさない超簡単な方法が115万再生! 除草剤を使わない画期的な対策に「スゴイ発見」
  3. 顔の半分は童顔メイク、もう半分の仕上がりに驚がく 同一人物と思えない半顔メイクが860万再生「凄いねメイクの力」
  4. “女子小学生”がメンズカットしたら……「え!」 その驚きの大変身に「な、なに!?」「絶対モテる」と反響
  5. スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
  6. パパに笑顔を見せる4カ月の赤ちゃん、ママの顔を見ると…… あるあるな反応に「なんで?!」「ママをすごく信頼してる証拠」とさまざまな声集まる
  7. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  8. 正体不明の「なにかふしぎなもの」がハードオフで販売→Twitterで情報集まり正体が判明
  9. 「起動しません」 ハードオフで4000円のジャンクPS4購入→電源入れると“驚きの結果”に「そんなことあるんだ」
  10. 巨大ウサギのデカさを伝えるため、2Lペットボトルを横に置いてみたら…… 衝撃の比較結果に「えっ、500mlじゃないんですか」「マジで大きい」