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キングオブ深夜バス「はかた号」に乗ってきた! 所要14時間、日本一長い距離を走る高速バスは「何がいい」のか(4/5 ページ)

所要14時間、走行距離1097キロの高速バスに乗車。運転手さんの車内アナウンスに心響いちゃった。

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隣の座席シートとの間のカーテンが閉まり、睡眠モードへ

 バスは、ここからさらにカーテンをガッツリと閉めて「睡眠モード」に入ります。窓のカーテンだけでなく、隣の座席シートとの間のカーテンも閉まります。

 カーテンに包まれると本当にやることがない。何も見えないし……。ちなみにプレミアムシートの友人は気にせずカーテン開けっ放しで車窓を見ていたそうです。これもいいなー。


カーテンがガッツリと閉められた

 私はとってもスリムなので、小さいとかじゃなくてスリムなので、座席で横を向いたりだとか、寝返りを打ったりだとかの自由度はそこそこ高いです。でも、足が床に届かないんですよ。これのせいで眠れない。足がずっと宙ぶらりんで、足の置き場がない。足を置く台はありましたが、15センチは先の世界でした。

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 また、本革シートの摩擦係数が低いせいで、ずるずるとずり落ちてしまってシートベルトに首絞められそうになります。持っていったエアピローを腰に突っ込んで体が動かないようにしたりだとか、体操座りしてみたりだとかいろいろと試したのですが、そんなに寝られませんでした。まああれだ。椅子がでかいんじゃぁぁぁ。座席は大きければいいものではない場合もあるのです。


睡眠診断アプリによると深夜3時くらいまで寝付けていなかったらしい

 しかしみんな静かでした。いびきがうるさい人とかもいませんでした。というか、意外なほどに若い女子が多いです。男性も若い人の方が多かった印象でした。

カーテンが開くとそこは……もう山口であった

 ふと気が付くとスルスルとカーテンが開いていました。なんともう山口県。何とも「時間のかかったテレポテーション感」すげぇなこりゃ。高速道路で静岡以西に行ったことがなかったので、いきなりすっ飛ばして山口だったというのがちょっと寂しかったです。


……もう山口であった

 朝8時頃、バスは2回目の休憩で止まりました。山陽自動車道の佐波川SAです。私はここでSAによくある「1つ1つドリップしてくれる、コーヒールンバの曲がかかるミル挽きドリップ自販機のカップコーヒー」を飲むつもりでいました。なのに、なのに……あの自販機はありませんでした。


佐波川SA

 あの自販機はSAやPA全てにあると思っていました。コンビニがあるので商品はいろいろありますが、あの自販機のコーヒーが飲みたかったのです。とほほ……。

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 仕方ないさと戻り、バスの前で記念撮影をしていたところ、ファミマのコーヒーを持った運転手さんが来て、はかた号と一緒の写真を撮ってもらえました。運転手さんはけっこう年配の方でしたが、とてもほがらかで、疲れた様子はまるでない。こういう方が運転してくれていると乗る方も安心です。

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