夏祭りで販売の玩具、子どもの事故に気をつけて 消費者庁が注意喚起
折り曲げると発光するケミカルライトやおもちゃのボタン電池などに注意。
縁日や夏祭りで販売している玩具などによる事故に気をつけるよう、消費者庁が呼びかけています。
「棒状の発光玩具をパキッと折ったり曲げたりして遊んでいる時に液漏れした」「(おもちゃの)ボタン電池を誤飲した」など、子どもに買い与えた玩具などによる事故情報が寄せられていると同庁。ボールすくいなどで販売されている、水を吸うと膨らむボール状の玩具も、誤飲事故が発生したことがあるとしています。
玩具などには対象年齢のあるものや使用上の注意が必要なものがあるので、製品ごとの取扱上の注意を守り、万が一のときの対処法を知っておきましょうと同庁は呼びかけ。
軽く折り曲げることで発光するケミカルライトは、折り曲げたときに破損して、中の液体が飛び散って目に入り、炎症を起こすことがあります。子どもに持たせる場合は顔から離して軽く折り曲げるよう言い聞かせ、物にぶつけたり、強く折り曲げたり、口に入れたり、かんだりしないよう注意し、中の液体が目に入ったらこすらずにすぐに流水で15分以上洗い流すこととしています。
ボタン電池を誤飲すると、食道や胃などが損傷して穴があくなど、重症化することがあるため、誤飲した場合はすぐに医療機関を受診するようにと同庁。また誤飲を防ぐためにボタン電池を子どもの手の届かない、見えないところに保管することも勧めています。
ボールすくいなどで販売されている、水を吸うと膨らむボール状の玩具は、誤飲すると腸で膨らむ恐れがあるとのこと。レントゲンに映らない可能性が高く、気付かず重症化し開腹手術、入院が必要になることもあるとしています。
2015年には誤飲した幼児が十二指腸閉塞になり、直径約4センチのボール状の異物を摘出したという事故が報告されています。同庁はこうした製品を乳幼児の手の届かない場所に保管し、誤飲に気づいたときや誤飲の疑いがあるときは直ちに医療機関を受診するよう助言しています。
他にも同庁は小さいおもちゃの誤えん、窒息事故への対処方法も公開しています。
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子どもの手が届かないところに置きましょう。
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