乾巧のように手首をビシッ　伊達さんのようにコイントス　ガチな仮面ライダーオタの少女と仲良くなりたい漫画

　「仮面ライダー隙の女子と仲良くなりたい漫画」を、漫画家のベニガシラ（@poppoyakiya）さんがTwitterで公開し好評を呼んでいます。ヒロインは行動のそこかしこに仮面ライダーのにおいがする美少女。ライダーファンとしてはなんとしてもお近づきになりたい。

　同級生の女の子・東城リカが、試験の開始時に「さあ……振り切るぜ」と言っているのを耳にして、彼女がライダー好きではないかと気付いた主人公。これは「仮面ライダーW」に登場した、仮面ライダーアクセルこと照井竜が変身後に言うせりふで、この時点で既に濃い。

　東城さんと仲良くなりたい主人公は彼女を放課後に呼び出し、「君って仮面ライダーオタクだよね？」と、ストレートに指摘します。慌てながら彼女が発した返答は「違うわ！　私は魔法少女ビースト！」（※）と、非常にマニアック。弁明どころかオタクだと確信させるようなことを言ってしまったため、結局素直にライダーオタだと認めるのでした。

　「弱みを握って脅すつもりか」とキレられてしまった主人公は、誤解を解くために一計を案じます。スマホで「仮面ライダーエグゼイド」の主題歌を流すと、「東城リカァ！」と同作第18話の檀黎斗（だんくろと）口調で絶叫。「なぜ君がライダーオタと分かったのか！」「なぜ走る前に（仮面ライダーファイズ・乾巧のように）腕をスナップさせてしまうのか！」「なぜ自販機の前で（仮面ライダーバース・伊達明のように）コイントスしてしまうのか！」と、そのまま名場面のパロディーを熱く演じ、自分もライダーオタだと明かすのでした。あんたも相当ヘビーだよ。

　あっけにとられる東城さんに、「君と一緒に仮面ライダーWの劇場版が見たい」と、本題を告げる主人公。東城さんは「ごめんなさい」と、一瞬断るようなことを言いつつ、「『MOVIE大戦 MEGAMIX』も見ようぜ！」と快諾。2人はこのあと映画を鑑賞しつつ、ライダー談義に花を咲かせるのでした。もうつきあっちゃえよお前ら。

　共通の趣味で盛り上がる青春模様に、「うらやましい」「こんな娘がいてくれたらなあ」「乾巧のマネ、ついやっちゃう」と、共感する声が多数。「心が躍るな」「あなたに忠誠を誓おう！」など、シリーズの名ぜりふにならった賛辞もたくさん寄せられています。

（沓澤真二）