夏休み中、キャンプなどに潜む危険 毎年発生するレジャー用品の事故を防ぐためのポイントをNITEが解説
6~9月にかけてレジャー用品の事故が多く発生しています。
製品評価技術基盤機構「NITE(ナイト)」は、キャンプなどでのアウトドアで使用されるレジャー用品の事故について注意喚起。屋外での事故事例を紹介し、それを防ぐためのポイントを解説しています。
まず「カートリッジガスこんろ」については、全体を覆うような大きな鉄板や鍋は使用しないよう注意。上面全体が覆われてしまったために鉄板からの放射熱でガスカートリッジのプラスチック製バルブが溶け、ガス漏れからの引火により、火災に至ったケースが紹介されています。
続く「ガストーチ」では、汚れの付着がガスの逆流・引火の原因になったケースを紹介し、使用前に汚れおよび接続状態を確認するよう注意。また「投げ込み式湯沸器」では空だきによる出火の可能性を挙げ、使用中は目を離さず、使用後は電源を切ること。またプラスチックなどの可燃性容器では使用しないよう呼びかけています。
他にもレジャー用の折りたたみ椅子では、日の当たる場所での長時間使用により、化学繊維の座面生地が劣化・破断する恐れがあるとして、そういった場所での放置をしないことを注意。また狭い場所で殺虫剤を使用し、可燃性ガスが滞留した状態で「電撃殺虫器(ラケット型)」を使ったことでスパークが発生・爆発した事故を挙げ、それらスプレー使用時の喚起や、ライターを含む火花が発生する機器の使用について注意を呼びかけています。
レジャー用品の事故は、ほぼ毎年20件前後発生しており、2012年度~2016年度の5年間でNITEに通知された事故情報は98件。そのうち事故発生日が判明した97件を月別で見た場合、6~9月にかけて事故が多く発生しています。
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