ニュース

まもなく1番線に「幸せ」行きの列車がまいります 鉄オタ夫婦の理想が詰まった結婚式「ブライダルトレイン」が最高すぎる(2/2 ページ)

鉄オタならニヤリとくる粋な演出も。

advertisement
前のページへ |       

 結婚式が行われた十日町駅のホームには華やかな装飾が施され、この日を待ちわびた新郎新婦と親族、友人たちを駅長が出迎えました。


ホームが結婚式場に変身(写真:天邪鬼さん)

いよいよ挙式(写真:快鯖さん)

 式では古い鉄道システム上の道具「タブレット」を持った新郎新婦がホームを歩き、立会人を務める十日町駅長に手渡すという通好みの演出もあったそうです。

 このタブレットというのは一言でいえば「通行証」のようなもので、対応する区間を列車が走るときに安全上必須となる重要な道具。現在は信号が普及して見かける機会は減りましたが、それをあえて使うというのは鉄オタにとってグッとくるものがあるでしょう。にくい演出ですね。

advertisement

「通行証」として使われていたタブレットを持ってあるく夫妻(写真:にっしーさん)
駅長が立会人
パワーワードすぎる「ファーストバイトタブレット投げ」

 参加した誰もが笑顔で楽しそうなブライダルトレイン。満面の笑みを浮かべるかつかれいさんと奥様を見ていると、生涯独身でいいやって思っていた筆者も結婚っていいなぁと思っちゃいました。

 式の後、かつかれいさんに今回のブライダルトレインについて聞いてみました。やってみようと思ったきっかけは、2017年に実施された模擬ブライダルトレイン(体験会)のニュースを見たことだったそうで、新郎は「これだ!」とすぐに行動に移し、9カ月ほどの準備期間を経てこの日を迎えたそうです。

 ウェディングプランナーや駅と、使用する車両や式の内容、運行スケジュールなどをみっちりと話し合ってきたそうで、タブレットを使った演出など、一部の演出については駅側から提案されたものもあったそうです。

 中でもネット上で注目を集めるきっかけとなった電光案内板の「幸せ行き」という案内はかつかれいさんたちに内緒で用意されたサプライズ演出だったそうで、新郎新婦、両家を祝福するメッセージを見たかつかれいさんは「いつも利用していた駅でしたのでとても嬉しかった」とびっくりしつつも大喜びしていました。


ブライダルトレイン車内の様子(写真:かつかれいさん)

和気あいあいとした雰囲気(写真:かつかれいさん)

超ローアングルから攻める友人(写真:かつかれいさん)

友人たちの祝福が熱い(写真:かつかれいさん)

 式を終えたかつかれいさんは「とてもドキドキしましたが沢山の方々に感動して頂けたのでやってよかったと思いました。僕たちも一生忘れることの出来ない思い出になりました」と語り、ブライダルトレインに満足している様子でした。

advertisement

 ブライダルトレインはJR西日本、JR東日本、伊豆急行、関東鉄道など、いくつかの鉄道会社でプランが用意されています。事前にたっぷりと時間をかけて、運行スケジュールや内容を相談する必要があり、各社の相談窓口や公式サイトなどから問い合わせが必要です。一生の思い出となる結婚式を最高のものにしたいという鉄道好きなカップルなら、一考の価値があるでしょう。

奥様そっちのけのかつかれいさん
旦那そっちのけの奥様
前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  3. 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  4. 鮮魚コーナーで半額だった「ウチワエビ」を水槽に入れてみた結果 → 想像を超える光景に反響「見たことない!」「すげえ」
  5. “月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
  6. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  7. 柄本佑、「光る君へ」最終回の“短期間減量”に身内も震える……驚きのビフォアフに「2日後にあった君は別人」「ふつーできねぇ」
  8. 「巨大なマジンガーZがお出迎え」 “5階建て15億円”のニコラスケイジの新居 “31歳年下の日本人妻”が世界初公開
  9. 「秋山さん本人がされています」 “光る君へ”で秋山竜次演じる実資の“書”に意外な事実 感動の大河“最終回シーン”に反響 「実資の字と……」書道家が明かす
  10. 「私は何でも編める」と気付いた女性がグレーの毛糸を編んでいくと…… 「かっけぇ」「信じられない」驚きの完成品に200万いいね【海外】