ニュース

ネトゲで恋した美少女キャラが実は男性だった オフ会あるあるの状況から恋愛に発展していく漫画に「好き」「心温まった」の声

好きの気持は性別の壁も越えられる。

advertisement

 バーチャルのオンラインゲームの世界で恋した美少女が実は男性だった……というのはネットでよく目にする話。ここから2人の男性がお付き合いに発展していく心境の変化を丁寧に描いた創作漫画が、Twitterで普段はBL作品を読まない人からも人気を集めています。作者はTwitterユーザーの夏石洋さんです。

「バーチャルの美少女が女の子であるわけがない!」

 作品名は「バーチャルの美少女が女の子であるわけがない!」。主人公の流はオンラインゲームで、ネトゲ友達であるハルのレベル上げを夜遅くまで手伝っていました。ウサ耳の付いた宇宙コスチュームに、かわいらしい顔立ち、「わ~~ごめんなさい~っ」とお茶目な口調と、美少女全開キャラのハル。2人には初のオフ会が控えており、去り際にハルは会うのが楽しみだと言い残しながらログアウトしていきました。

美少女のハルとオフ会の約束を取り付けるナガレ

 「なりたい自分」「見せたい自分」になれる仮想現実。流はゲーム内での活発なキャラとは異なり、現実はひきこもりの大学生でした。しかしゲームでハルに出会い、真剣に恋をし、彼女のおかげで「最低だった毎日が少し明るくなった」。オフ会は全て断っているとうわさのハルでしたが、自分の気持ちを伝えるためにダメ元で誘ってみたところなぜかOKを出してもらえました。流は勇気を振り絞ってひさしぶりに外へ出掛けます。

advertisement
ゲーム内で出会ったハルに恋をする
待ち合わせ当日、ハルはOL風の格好で来ると思われたが……?
流が名前を呼ばれて振り向くと、そこにいたのは長身の男性

 待ち合わせ当日。ハルは仕事着のまま会いに来るということで、OL風の姿を想像して流はドキドキしていました。「ナガレさんですか?」と声をかけられ振り向くと、そこに立っていたのは、流より背丈がずっと大きい、歳上の男性でした。

 アイスを買ってはしゃぐ男性は、しゃべり方がゲーム内のあの娘そのまま。間違いなくハル本人です。複雑な表情をしている流に、「正直、すぐ帰っちゃうかと思ってました」とハルは神妙なツラ持ちで話しかけます。「ワザと女性のフリをしているわけではなく、よく間違われてしまう」「男性だと言い出しにくいのでオフ会は行かないことにしていた」。しかし今回は友達の流が誘ってくれたため参加することにしたと告白し、「話ってなんですか?」と尋ねます。

性別について誤解されることが多いため、オフ会は全部断っているハル
テンパって全て正直に話してしまう流

 流は「笑われるかもなんすけど」と焦りながら、テンパった勢いで呼び出した理由を全て話していきます。ハルが女の子だと思っていたこと、本気でハルのことが好きだったこと。ネトゲでよくある笑い話にしてほしいと強がりますが、顔には涙が。流の思いはそれほど大きかったのです。

 落ち込む流に、ハルから思わぬ告白が。流のことを最初はちょっと怖い人だと思っていましたが、交流するうちに不器用だけど本当は優しい人だということに気付きました。いつの間にか他の人と一緒にゲームをしている流に嫉妬心を抱くように。気が付いたときにはハルも流のことを好きになっていたというのです。

笑い話と言いながらも顔からは涙が……。

 「結局いつのまにか告白されていつのまにかフラれていましたけどね」と涙をぬぐうハル。すると流は恐る恐る、でも真剣な眼ざしで「付き合います?」と提案します。向こうの驚いた表情に「ムリならそれでも全然」とテンパりますが、ハルは「嬉しいです! 私でいいなら是非……っ」と快諾し、二人は付き合うことになりました。

advertisement
お互いが相思相愛だということがわかり、二人は付き合うことに!

 オンラインゲームで「なりたい自分」「見せたい自分」をさらけ出し合った2人がひかれ合い、結果、現実では同性であり歳が離れていたけれども付き合う決心をした。そんな2人の思いの結実していく過程が丁寧に描かれた作品は、Twitterで2万回以上リツイートされるなど話題に。「BL苦手なはずなのにちょっと良いと思ってしまった、、、」「めちゃくちゃ好きです」「性別による問題はいつまでも続くものですが、心温まりました」といった称賛のコメントが寄せられていました。

 夏石さんのTwitterには「バーチャルの美少女が女の子であるわけがない!」のカラーイラストも投稿されています。

全体イラスト
リメイク前のイラスト

画像提供:夏石 洋さん

(植木鉢)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  2. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  3. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  4. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  7. 「釣れすぎ注意」 消波ブロック際に“カツオを巻いた仕掛け”を落としたら…… 驚きの結果に「これはオモロい!!」「こんなにとは」
  8. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  9. 【今日の難読漢字】「男衾」←何と読む?
  10. おじいちゃん「昔はモテた」→孫は信じていなかったが…… “今では想像できない”当時の姿が140万再生「映画スターのよう」【米】