“いちごミルクになりたい”元ヤンのサラリーマンが好きな相手は…… 純情な恋心を描いた漫画が応援したくなる
知られたくない過去は誰にでもあるよね……。
不良にからまれて以来トラウマ持ちになってしまった会社の先輩と、絵に描いたような優等生の後輩くん。実はその後輩くんこそが当の不良本人だった――純情な恋心ゆえに優等生のふりをしている元ヤン男子を描いた漫画「いちごミルクになりたい後輩」が、応援したくなるほど甘酸っぱいです。
入社して2年経った海老野先輩は、初めて直属の後輩をもつことになりました。後輩の貝塚くんは真面目で爽やかな優等生で、海老野先輩が朝から楽しみにしていた紙パックのいちごミルクを「いつもお世話になってますから」と気を回してごちそうしてくれるようなできた後輩です。
「いつもご指導ありがとうございます」と笑顔でいちごミルクを渡してくれる貝塚くんに、思わずきゅーんとしてしまいます。あまりの良い子っぷりに海老野先輩は「こんな可愛い後輩もてて私は幸せものだよ~!!」と、髪の毛をわしゃわしゃしてなでてあげるほど。しかし実は貝塚くんが来る前は、後輩が男性ということで緊張していた海老野先輩。不良系の男の子に対してトラウマがあったのです。
高校生の頃に不良の男の子に突然声をかけられ、壁ドンされたうえに睨まれるという怖い経験をもつ海老野先輩。「他に何かされたわけじゃないんだけど」とトラウマの原因を話してくれました。「ただ先輩と親しくなりたかったのかもしれませんよ」「緊張して上手く話せなかったとか」と、貝塚くんは不良をかばうようなことを言いますが、いまいち海老野先輩は納得しません。あのときの不良に比べたら貝塚くんのような良い子が後輩で良かったと海老野先輩は思っているようですが、貝塚くんは心の中でそれを否定します。「僕も良い子じゃないんですよ」――。
屋上でヤンキー座りをしてタバコを吹かしながら貝塚くんは青ざめていました。「その不良、僕ですし」……貝塚くんこそが海老野先輩にトラウマを植え付けた張本人の不良だったのです。海老野先輩を追いかけて会社に入り、気に入られるために優等生を演じている貝塚くん。「俺は良い子俺は良い子」と呪文のように繰り返して優等生になりきろうと努力している彼は「いちごミルクになりたい」と、無条件にそのままの姿で好かれるいちごミルクがうらやましくて仕方がないようです。今後バレないことをお祈りします……。
先輩を怯えさせてしまうほど怖い不良だったころと、優等生でかわいい今の貝塚くんとのギャップに萌えた読者からは「後輩くんかわいい」「続きが読みたい」などの反応が届いています。破天荒だった貝塚くんのやんちゃ振りも見てみたいですね。
作者は漫画家の鉢谷くじら(@kujira_b)さん。ガンガンONLINEで連載していた「妖怪の嫁になりまして」が販売中です。
画像提供:鉢谷くじら(@kujira_b)さん
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