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深海のパックマンかな? ハワイ沖の海底で丸く膨らんだフクロウナギが撮影される

こんなに変化するものなの?

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 海底で姿を変えるフクロウナギがNautilus LiveのYouTubeチャンネルで公開されています。

不思議な変化を見せてくれます

 カメラが映しているのは米ハワイ州にあるパパハナウモクアケア海洋ナショナル・モニュメント(Papahanaumokuakea Marine National Monument)。青白い海の底に黒くて丸いものが見えてきます。

海の底を撮影していると
黒いものが見えてきます

 近づいてみると丸い部分から細長い体が伸びているオタマジャクシのような形。深海魚・フクロウナギ(Eurypharynx pelecanoides)の個体です。

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フクロウナギ(Eurypharynx pelecanoides)の個体でした

 観察を続けていると丸い部分がヒラヒラと変化。ペリカンのノド袋のように開いたと思ったらギザギザした形になり、最後は細長い形態になって泳ぎ去っていきます。

ヒラヒラと動いたと思ったら
袋のような形から
鋭い形になり
細長い体で泳ぎ去っていきました

 フクロウナギは3フィート(約90センチ)まで育つものもあり、この個体はまだ未成熟らしいとのこと。風船のような部分は口(アゴ)にあたるそうですが、目まぐるしく変化する様子はマジックを見せられているみたいです。

 動画には関係者の音声も収録されており、フクロウナギを見つけたときや形が変化したときには驚きの声が。去っていく後ろ姿には「バイバイ」と声をかけています。

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