ニュース

「三億円事件を計画、実行したのは私」 犯人手記風の文章が「小説家になろう」に投稿され話題に

読ませる文章ではある。

advertisement

 「府中三億円事件を計画、実行したのは私」――そんな書き出しで始まる文章が、小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿され、注目を集めています。

 同作は「白田」と名乗る投稿者により、一人称「私」の視点で書かれたもの。日本の犯罪史上に残る迷宮入り事件を、現在の生活環境を交えつつ回願していく内容になっています。

もくじ1

 老齢となった「私」は唯一の共犯者だった「妻」が亡くなり、自分が死ねば事件が本当に迷宮入りになってしまうと気付いたことで、事件の真相を「息子」に告白。すると息子から「これを世の中に発表しよう」「人は罪を犯した以上、それを償わなければいけない」と勧められ、公表を決意したといいます。

advertisement

 とはいえ「私」には罪の意識はないとのことで、「――この事件は、私の青春そのものなのです」と記している通り、当時大金を手に入れるとともに「人生において最も大切だった親友を失った」経験を振り返る、なんだか感動的なお話として展開されます。

 Twitterでは「一気に読んでしまった」「真偽はどうあれ読み物として面白かった」「創作なら天才だし、事実なら大事件」と、書かれた内容が真実であるかどうかはさておき単純に面白かったと評する意見が多いようです。また一方では「最初の何ページかで多分作者が若いなと感じてやめてしまった」「三点リーダーやダッシュを多用してて、まあいかにも小説の書き方」といった意見も見られました。

 なお「小説家になろう」では自分以外の人物を名乗る行為を禁止しており、同作の立ち位置はなんとも微妙なところ。内容の真偽や正誤性だけでなく、ネット時代の創作の在り方について考えさせられる内容といえそうです。

もくじ2
もくじ3
もくじ4
もくじ5

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 大きくなったらかっこいいシェパードになると思っていたら…… 予想を上回るビフォーアフターに大反響!→さらに1年半後の今は? 飼い主に聞いた
  2. 高校生の時に出会った2人→つらい闘病生活を経て、10年後…… 山あり谷ありを乗り越えた“現在の姿”が話題
  3. ディズニーシーのお菓子が「異様に美味しい」→実は……“驚愕の事実”に9.6万いいね 「納得した」「これはガチ」
  4. プロが教える「PCをオフにする時はシャットダウンとスリープ、どっちがいいの?」 理想の選択肢は意外にも…… 「有益な情報ありがとう」「感動しました
  5. 「防音室を買ったVTuberの末路」 本格的な防音室を導入したら居住空間がとんでもないことになった新人VTuberにその後を聞いた
  6. 「こんなことが出来るのか」ハードオフの中古電子辞書Linux化 → “阿部寛のホームページ”にアクセス その表示速度は……「電子辞書にLinuxはロマンある」
  7. 間寛平、33年間乗り続ける“希少な国産愛車”を披露 大の車好きで「スカイラインGT-R R34」も所有
  8. 「もしかしてネタバレ?」 “timeleszオーディション”候補者がテレビ局を退社 ディズニーの“船長”としても話題
  9. 走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
  10. グルーミングが出来ない生まれたての子猫、とんでもない体勢になり…… 想像以上のへたくそっぷりに「どこにも届いてないww」「反則級」