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「妙齢の婦人」の使い方、間違えてない?

間違えずに読みたい言い回し。

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 皆さんは「妙齢の婦人」と聞くと、何歳くらいの女性を思い浮かべるでしょうか? もしかしたら、あなたのイメージは間違っているかもしれません。

 なんとなく「おばさん」というイメージを持たれがちな「妙齢」という表現。実はそうではなく、「若い女性」を指すものなのです。

「妙」=「若い」

 「妙齢」を辞書で引いてみましょう。デジタル大辞泉には、以下のようにあります。

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《「妙」は若い意》若い年ごろ。特に、女性の若い年ごろ。妙年。

 このように、確かに若い女性を指すようです。「妙」には「若い」という意味があるんですね。


「妙」の文字がもつ意味(引用:漢検漢字辞典)

【妙】

一、たえ。美しい。「妙麗」
二、たくみな。くわしい。念入りな。「妙案」「巧妙」
三、不思議な。おかしい。「奇妙」「珍妙」「妙な話」
四、わかい。「妙齢」

引用:漢検漢字辞典

なぜ勘違い?

 本来は「若い女性」という意味の「妙齢」が、誤ったイメージを持たれるようになった理由ははっきりとしません。しかし、あくまでも推測ではありますが、「妙齢の婦人」という使われ方が、誤解の一つの理由として挙げられるように思います。

 「婦人」という言葉は現在では「成人女性」という意味ですが、「結婚している女性」(=夫人)という意味と混同してしまい、「若い女性」と結び付きにくいのかもしれません。

 いずれにせよ、「妙齢の婦人」が若い女性であるということは確かです。小説などに出てきた際には、間違えずにイメージしてくださいね。

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