渋っ! トライアンフ、ネオレトロな新型車「スクランブラー 1200」を発表 装備最新のオールドオフロード味(1/2 ページ)
万能仕様の「XC」、オフロード寄りの「XE」の2モデルを展開。
英国の老舗バイクメーカー、トライアンフが新型車「Scrambler 1200 XC」と「Scrambler 1200 XE」を発表しました。
近年のインダストリアルデザインで世界的ブームである「ネオレトロ」というジャンル。ネオレトロとは、最新の性能や機能を備えつつも、昔っぽい、あるいは昔ながらのデザインを用いている製品のこと。その中には往年の名車をモチーフにしたものもあれば、国内外でかつて流行した伝統的なスタイルを、意識して現代の製品で再現したものもあります。
Scrambler 1200 XC/XEが表現する「スクランブラー」というスタイルもその1つです。まだバイクの世界に現代のようなオフロード車が存在しなかったころ、ストリート用のバイクを改造して凹凸の激しい不整地コースを激走した「スクランブルレース」がありました。スクランブルスタイルはこれを源流としています。
Scrambler 1200シリーズは、舗装路でのツーリングから、ちょっとしたオフロード走行まで楽しめるデュアルパーパス志向の「XC」と、基本設計は共通ながらオフロード寄りの性格に振った「XE」の2モデルを展開。いずれも、1200ccの水冷並列2気筒(パラツイン)エンジンを搭載します。
直線的なアップマフラーとスポークホイール、さらにはのっぺりデザインのシート、グラブバー、空冷エンジン風の冷却フィンなどが何ともレトロな雰囲気。ちなみに標準モデルは一般オンロードタイヤを装着しますが、オフロード用のフロントフェンダーやブロックタイヤを含むオプションの「Extremeインスピレーションキット」を装着することで、さらに迫力と雰囲気のあるスクランブラースタイルになります。
そしてもちろん「旧車」ではなく、走行性能や装備は最新です。明るいLEDヘッドライト、5種類(ロード、レイン、スポーツ、オフロード、ライダー)の賢い走行モード切り替え機能、キーレスイグニッション、クルーズコントロール、アクションカメラ「GoPro」向けの遠隔操作機能、Googleとの提携によって実現したスマートフォン連動機能「ターンバイターンナビゲーションシステム」などの最新機能を搭載します。
トライアンフ車の国内販売はトライアンフ モーターサイクルズ ジャパンが展開。日本での発売時期や価格は後日発表予定。トライアンフの米国サイトによると、2018年12月14日の価格発表を予定しています。
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