スイスで「乗り鉄」しませんか? 交通機関ほぼ乗り放題「スイストラベルパス」の買い方・使い方(2/3 ページ)
スイスでも、スイスイっと乗れます。
ここに注意! スイスの公共交通機関(1):駅の出入口に改札はない
スイスの公共交通機関は、鉄道もバスも入場時の改札がほとんどありません。車内で検札します。
車両のドアにある「黄色い目のサイン」は、車内で検札しますという意味です。乗車するタイミングによっては検札に会わないこともありますが、有効なパスやチケットを所持していなければ罰金が課されます。注意しましょう。
ここに注意! スイスの公共交通機関(2):鉄道には「発車アナウンス」も「発車ベル」もない
スイスの鉄道は発車時間になると黙って発車します。
列車が停車してドアが自動で開かなければ、付近の「<>」ボタンを押せば開きます。乗降が少ない駅で、日本の都市部の鉄道のようにドアが開くのをのんびりと待っていると……乗り損ねるので注意しましょう。
ここに注意! スイスの公共交通機関(3):プラットフォームと「セクター」をチェックせよ
駅構内の発車案内は、掲示される数字とアルファベットで確認できます。数字はプラットフォームを意味します。日本ならば「○番線」です。
アルファベットはセクター、簡単にいうとホームのどの位置に止まるかを示す文字列です。列車によって1等車と2等車の配置が異なることから、セクターの確認も重要です。詳しく発車案内が表示される電光掲示板で、自分が乗れる等車のセクターを確認して列車を待ちましょう。
ここに注意! スイスの公共交通機関(4):1等車と2等車は何が違う?
スイスの多くの鉄道は「1等車」と「2等車」に分かれています。
1等車は座席が広々です。さらには電源コンセントがあり、テーブルが広い「ビジネスゾーン(BZ)」や、おしゃべり禁止の「クワイエットゾーン(RZ)」といった特殊エリアのある列車があります。
一方の2等車には、子ども用プレイルーム付きの「ファミリーカー(FA)」があります。
これらのゾーンには、もちろん等級ごとの車両設備の差や価格の違いはありますが、さらに移動中も仕事をしたいビジネスパーソンや静かにくつろぎたい人たちと、小さな子どもがいる家族連れやワイワイと語り合いたい若者、ケータイで話し合いたい人(スイスではクワイエットゾーン以外ならば座席で電話をしても大丈夫)などが隣り合わずに済むという利点があって、みんなが幸せになれます(感涙)。ただ、これらの特殊エリアは全ての列車に必ずあるわけではないので、利用したい人は時刻表で確認しておくとよいでしょう。
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