ネットを騒然とさせた缶入りのガチな“飲むカレー”、なぜ生まれたのか販売元に聞いてみた(2/2 ページ)
開発で大変だったことも聞きました。
飲んでみたら「まさに飲むカレー」
飲むカレーは国産トマトのトマトピューレを使用したトマトベースのカレーで、形のある具は入っていません。編集部でも実際に試飲してみましたが、さらりとしてカレースープのような飲み心地です。味はまさにカレーで、どちらかというと家で作る「おうちのカレー」に近い気がしました。初めはするりと飲めて、あとでピリッと辛さが来ます。ごはんと一緒に味わってもおいしく飲めそうです。
フェリシモによると、トマトベースを選んだのは、「無添加、グルテンフリー、国産による商品」を目指したこと、対応可能な充填機が粒や繊維質の材料を通さなかったこと、フェリシモが食品やカレーの専門メーカーでなく素材集めに苦労したことが影響。そうした中で20種類ほど味を用意し、身体に優しく最もおいしかったのがトマト味だったといいます。
さらりとした飲み心地は、「飲む」ということを意識し、またメッシュを通して製造したため。辛さは「辛すぎず、でもカレー感のある風味」を目指してまろやかな中辛味に仕上げたとしています。
ちなみに常温でおいしく飲めるように作ったそうですが「少し湯せんしてもおいしい」とのこと。
反響大きく完売に
飲むカレーはフェリシモとJR西日本が運営するECサイト「EVERYTHING FROM.JP」で10月下旬に発売され(3本セットで税別)、反響が大きかったためその後フェリシモの通販サイトでも取り扱いが始まりました。同社の広報担当者は「予想以上の反響」だったとしています。数量限定のため既に完売していますが、再販売が決定。準備が整い次第、予約受付を開始し、2019年3月中には提供したいとのこと。
味については今後、飲んだ人からの声をアンケートで受けて進化させたいと同社。まだ進行中の取り組みはないものの、辛さのレベルを変えたり、チキンやビーフなど風味を変えたりすることをと考えていると語ってくれました。
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聞いてみました。
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