PayPay「利用した覚えのないクレジットカード請求」に注意喚起 クレカの登録方法に問題があるとの指摘も
一度レシート画面を確認してみましょう。
決済サービス「PayPay」が、クレジットカードに身に覚えのない請求があった場合の注意喚起を行っています。
PayPayの利用について、クレジットカード会社から身に覚えのない利用を尋ねられたり、数十万円単位の「不審な利用」があったとの連絡を受けたとの報告がSNS等で上がっていることに関連し、PayPayの運営会社は次のことを確認するよう呼び掛けています。
PayPayアプリに登録している場合は、PayPayアプリ上での「レシート」を確認してみましょう。アプリ左上のメニューアイコンをタップし、画面上部中央に表示される「レシート」をタップすることで、各取引の決済番号などの詳細が確認可能です。
またPayPayを利用したことがない場合やレシートを見ても対象の履歴がなかった場合は、自身の携帯電話やクレジットカードの情報を知りえる家族、知人などに利用の可能性を確認し、思い当たらない場合は、クレジットカードが不正利用されている可能性があるため、速やかにカード会社へ連絡するようにとのこと。
こうした不正利用の背景についてSNSでは、「クレジットカードの追加」の方法に問題があるとの指摘が上がっています。あるユーザーはクレジットカードの「セキュリティコード」を複数回間違えてもロックがかからなかったと報告。総当たりでセキュリティコードを探れる危険性があるとしています。編集部でも実際に試してみたところ、カード番号と有効期限を入れてから、セキュリティコードを10回ほど間違えても特にロックはかかりませんでした。
またPayPayでは、3万円以上の高額利用をする際には、都度、利用店舗にて本人確認できる書類(運転免許証・パスポート・マイナンバーカードなど)の提示が必要とされていますが、この確認が店舗側で徹底されていないという指摘も相次いでいます。
なお運営会社は12月14日時点で、BIGLOBEニュースに対して「弊社から情報が流出した事実はない」と回答しており、PayPayからクレジットカード情報等が流出していないとすれば、別のルートで漏れたクレジットカード番号がPayPayで不正登録された後、利用されてしまった可能性があります。
(Kikka)
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問題となっていた脆弱性は既に修正済みとのこと。
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