萌えキャラの行く末を案じる声も　神戸市、北神急行の市営化に動き出す「日本一高い運賃」値下げを目指す

　神戸市（兵庫県）は2018年12月27日、“日本一運賃が高い”とされている鉄道「北神急行」の市営化を視野にいれた協議を、阪急電鉄と開始したと発表しました。

　北神急行は市の郊外に位置する谷上駅（北区）から、市の中心部である三宮駅を10分ほどで結ぶ路線。新幹線が発着する新神戸駅の2駅で構成された路線で、初乗り運賃は360円（谷上と新神戸間）、三宮駅へは他路線に乗り入れる形となり、運賃は合わせて540円となっています。

　神戸市は「通勤・通学の足として、また台風・豪雨等の発生時にも都心と北区を結ぶ公共交通インフラとして極めて重要な役割」を持っているとして、親会社である阪急電鉄（阪急阪神ホールディングス）から資産譲受に向けた協議を開始したとのこと。

　神戸市交通局を主体として、一体的に運用することで「安定的に運行し、利用者利便性の向上を図る」ことを目的としています。

　ちなみに北神急行電鉄には、2014年から「北神弓子」「北神往来」というイメージキャラクターを起用しており、神戸市を代表する萌え（？）キャラ「いまいち萌えない娘」など、兵庫県内のキャラクターと力を合わせて活動しているほか、北神急行のPR活動で積極的に活用され、コラボレーション企画の誘致など、さまざまな活躍を見せてきました。

　Twtitterなどでは2人の行く末を案じる声もいくつもあがっており、市営化された場合にどのような扱いになるのかにも注目が集まっているようです。

（春山優花里@haruYasy.）