ニュース

スマホだけでリアルタイムに背景を合成できる「バーチャルスタジオカメラ」がすごい

「Yahoo! JAPAN Hack Day 2018」で最優秀賞を取りました。

advertisement

 12月に開催されたクリエイター・フェスティバル「Yahoo! JAPAN Hack Day 2018」のハッカソンステージで、特殊な機材を使わなくてもスマホだけで背景を合成できるソフト「バーチャルスタジオカメラ」が最優秀賞を受賞しました。作成したのはチーム「二郎は野菜ニンニク派」。この企画はたった24時間で作品を作らなければならないという縛りがあるのですが、とてもそうとは思えないほど実用的な仕上がりになっています。

バーチャルスタジオカメラの紹介は2時間23分24秒から

バーチャルスタジオカメラ

 普通、背景合成を行う場合は緑や青の布を背景に撮影したり、特殊な機材が必要になったりします。バーチャルスタジオカメラのすごいところは、そのような手間や機材を一切必要とせず、スマートフォン1台で背景合成ができる点にあります。


背景合成は大変

 バーチャルスタジオカメラでは、ソフトが自動的に人物を認識し、画像からその部分だけを切り取って別に用意した背景と合成するといった処理を行っています。例えばユーチューバーが自室から動画を配信するとき、自分しか映さず、部屋を見せないといったことが可能です。背景として合成できる画像は任意に設定でき、たとえばワープゾーンにいるような特殊エフェクトを入れたり、あらかじめ用意した動画やリアルタイムの映像にその場で合成するといった、さまざまな使い方が可能です。

advertisement

好きな画像に合成可能

リアルタイムの動画にも

 同ソフトを動かすには、iPhone Xなどに搭載されているTrueDepthカメラが必要です。ソフトを企画してから受賞にいたるまでの様子がチームメンバーのnoteにまとめられているので、興味のある人はチェックしてみてください。

 ハッカソンステージは、クリエイターが24時間で作り上げた作品――アプリ、ガジェット、メディアアートなどを90秒でプレゼンして、そのできばえを競いますが、その中で司会が発した「今すぐやりたいです! すぐ使いたいです!」というコメントが印象的でした。YouTuberの動画作成、ゲームのライブ配信、ちょっとした自作映画など、いろいろなことに使えそうですね。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」
  2. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  3. 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  4. 後輩が入手した50円玉→よく見ると…… “衝撃価値”の不良品硬貨が1000万表示 「コインショップへ持っていけ!」
  5. 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  6. 「これは家宝級」 リサイクルショップで買った3000円家具→“まさかの企業”が作っていた「幻の品」で大仰天
  7. 「人のような寝方……」 “猫とは思えぬ姿”で和室に寝っ転がる姿が377万表示の人気 「見ろのヴィーナス」
  8. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  9. 余りがちなクリアファイルをリメイクしたら…… 暮らしや旅先で必ず役に立つアイテムに大変身「目からウロコ」「使いやすそう!」
  10. 山奥で数十年放置された“コケと泥だらけ”の水槽→丹念に掃除したら…… スッキリよみがえった姿に「いや〜凄い凄い」と210万再生