荷物泥棒を粉状のラメ噴射で撃退 映像と位置情報をクラウドに自動送信する装置がリアル・ホーム・アローン
人の荷物をとったらダメ
元NASA所属エンジニアのMark Roberさんが、玄関に置かれた荷物を盗んだ犯人の姿を暴き、キラキラと光るグリッター(粉状のラメのようなもの)をまき散らす装置を開発しました。YouTubeには実際にワナを仕掛け、泥棒がひっかかる映像も公開されています。
過去に荷物を盗まれ、証拠映像を渡しても警察が捜査してくれなかった経験から、泥棒たちをこらしめる装置の開発に着手したというRoberさん。試行錯誤の末に生まれたパッケージは、荷物を盗んだ犯人を驚かせ、その様子を確実に記録。しかも、撮影データは回収できるという優れた設計となっています。ポイントとなるのは、箱を開けた瞬間、グリッターを全方位へ噴射すること。
開封時の一部始終を4方向に設置された広角レンズ搭載スマートフォンが撮影。また、強烈なニオイを発する"おならスプレー"も噴射することで、泥棒がパッケージを投げ捨てるように設計されています。
放置されたパッケージはGPS信号を発しているため、位置を確認して回収することが可能。回収に失敗した場合でも、撮影データはクラウド上にリアルタイムでアップされます。おまけに、盗まれた瞬間から自動的に録画を開始するよう、加速度センサーまで内蔵しているという徹底ぶりです。
実験を開始すると、玄関に置かれた荷物を持ち去った人たちの映像を記録することに見事成功。車のなかがグリッターだらけになり怒る人、部屋のベッドにグリッターが散らばりぼうぜんと立ち尽くす人などが映し出されています。なかには、車内におならスプレーが充満してしまい、「その箱を外へ投げ捨てろ!」と叫ぶ人の姿も……。
Roberさんが「よく設計されたデザインはときに芸術的(ビューティフル)だ」と語るように、噴射するグリッターはさまざまな色彩で美しく、スーパースローで撮影された映像はそれだけで見応え十分。荷物を持ち出した人がこの経験を機に、人の玄関へ手を伸ばさなくなるといいですね。
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