ニュース

ハワイに生息する希少なカタツムリ 最後の1匹が死ぬ

美しい姿がアダに。

advertisement

 ハワイ諸島に生息するAchatinella apexfulvaというカタツムリの最後の1匹が、2019年1月1日に死んだことを国土資源省(Department of Land and Natural Resources)が発表しました

ハワイに生息していたカタツムリ Achatinella apexfulva

 この種が世間に知られたのは1787年のこと。ジョージ・ディクソン大尉がオアフ島に立ち寄り、殻を使った“レイ”を贈られたことで注目されました。

 Achatinella apexfulvaは円すい状で縞模様の殻が特徴。生息地域にアクセスしやすいことなどから大量に捕えられ、数が減少してしまいました。

advertisement

 保護と繁殖のため、1997年には確認できた最後の10匹がハワイ大学の研究室に運ばれ、何匹かの子孫が誕生するも、残されたのは1匹のみに。

 ジョージと名付けられた最後の1匹は約14歳まで生存。記事などで取り上げられる機会も多く、ハワイの子どもたちに愛されてきた存在でした。

 ハワイには750種以上のカタツムリが生息していますが、別の種類も絶滅の危機に直面しているとのこと。これを防ぐため、SNAIL EXTINCTION PREVENTION PROGRAM(カタツムリ絶滅防止プログラム)を通して保護活動が行われています。

SNAIL EXTINCTION PREVENTION PROGRAM(カタツムリ絶滅防止プログラム)で保護されているカタツムリたち
殻が美しいハワイのカタツムリは「jewels of the forest(森の宝石)」と呼ばれてきました
カタツムリの観察、捕食者の減少、生息地の保護などを通して絶滅防止を目指しています

※画像はhawaii.govのサイトより



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 米津玄師、紅白で“205万円衣装”着用? 星野源“1270万円ネックレス”も話題…… 「凄いお値段」「びっくりした」
  2. サバの腹に「アニサキス発見ライト」を当てたら……? 衝撃の結果に「ゾワっとした」「泣きそう」と悲鳴 その後の展開を聞いた
  3. 「箱根駅伝」10区ランナー、“父親が大物アーティスト”と判明し「息子が走ってたなんて」「イケメン息子」と驚きの声
  4. 「脳がバグる」 ←昼間の夫婦の姿 夜の夫婦の姿→ あまりの激変ぶりと騙される姿に「三度見くらいした……」「まさか」
  5. 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」→こだわり満載の完成品に「すごすぎて意味わからない」と大反響 2024年に読まれたハンドメイド記事トップ5
  6. 【今日の難読漢字】「手水」←何と読む?
  7. 授業参観の度に「かっこいい」と言われた父親が10年後……「時間止まってる?」父子の姿に驚愕 2024年に読まれた家族記事トップ5
  8. 高校生息子にリクエストされたお弁当を作ったら……驚きの仕上がりに「うらやましい」 2024年ねとらぼで読まれた【お弁当記事トップ5】を紹介
  9. 小さなカエルを大事に育て、たった1年後…… 娘が「こわい!」と逃げ出すレベルの“ヤバい成長”に「デカすぎやろ」「僕でも怖いわ」
  10. 考え方も性格も“正反対”の2人が結婚→それから13年後…… 苦楽をともにした“現在の姿”に反響 「素敵ですね」