ニュース

手塚治虫『アポロの歌 オリジナル版』発売 雑誌連載当時の構成で初の単行本化

やったー!

advertisement
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 立東舎から、書籍『アポロの歌 オリジナル版』(手塚治虫著)が4月19日に発売されます。全集収録時に改変されたページを、現存する原画を使用するなどで再現、雑誌連載時に可能な限り近づけたオリジナル版です。定価4536円(税込)。

『アポロの歌 オリジナル版』(手塚治虫著/立東舎刊)

 『アポロの歌』は、『週刊少年キング』誌に1970年4月から11月まで計31回にわたって連載されました。全集に収められている作品ではありますが、扉絵をはじめとする単行本未収録ページがあるほか、100ページに及ぶ改変が施されています。

 そこで同書は、現存する原画を使用し、カラーページもそのまま再現。改編によって失われた箇所は掲載誌面と合成することで、オリジナル原画のコマ割りと構成を復元し、セリフについても可能な限り連載時に近づけました。巻末には、予告カットや単行本表紙などの関連資料と解題を掲載しています。

advertisement

 同作のテーマは“生”と“性”。主人公、近石昭吾は、複雑な家庭環境で育ったため、「愛」という感情に疑念を持つように。人間の男女や動物のオス、メスによる愛の交歓に異常な反応を示してしまいます。

 ある日、それを見かねた医師に電撃療法を施されます。治療によって、昭吾は、時空を超えたさまざまな“愛”を学ぶことに。しかし、愛が成就しかけた途端、現実に引き戻され……と、無限ループを余儀なくされます。リプレイによって、さまざまな愛を体験する主人公の戸惑いと葛藤を通して、命の尊厳とはかなさが描かれます。

書誌情報

書名:アポロの歌 オリジナル版

著者:手塚治虫

定価:4536円(本体4200円+税)

仕様:B5正寸 /608ページ

発行立東舎 / 発売リットーミュージック

高橋ホイコ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ハードオフに1650円で売られていた“まさかの掘り出し物”→修理すると…… 見事な復活劇に「相場が上がってしまうw」
  2. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら……3年半後、目を疑う結果に大反響 2024年に読まれた植物、家庭菜園記事トップ5
  3. 幼稚園の「名札」を社会人が大量購入→その理由は……斜め上のキュートな活用術に大反響 2024年に読まれた面白記事トップ5
  4. 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  5. 【編み物】10年前祖母が教えてくれた編み物、まさかの作品を生み出して…… 二度見必至の完成品に「信じられない」
  6. 北海道の用水路で“巨大な外来魚”を捕獲→さばいてみると…… 中から出てきた“ヤバすぎる物体”に大興奮「ずっと釘付け」
  7. 目からウロコな“ビニール袋のたたみ方”が100万再生 超便利な“裏技”に「こっちの方が絶対いい」
  8. 「昔はモテた」と話す母→全然信じていない息子だったが…… 当時の“異彩を放つ姿”に驚き「わぁ!」「とても魅力的」【海外】
  9. アレン様、りゅうちぇるさんの“暴露”が「中居正広のことでは?」という説に言及
  10. 男性に「きみの友だちを紹介してよ」と言われてきた女性、40キロの減量に成功し…… 人生激変した姿が120万再生「自信がついてさらに輝いている!」【独】