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コミックの封が破られ特典を盗まれた…… 「作品を貶める行為だと気付いて」と訴える書店員の漫画に反響

特典を盗ることは犯罪であり作品を貶める行為。

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 本に封入した購入者特典を盗まれた書店の店員さんが、犯人に向け「貴方の行動が作品を貶(おとし)めることにどうか気付いて下さい」と訴える漫画に読者や店員それぞれの立場から共感する声が寄せられています。

特典を盗まれるのは悲しいけれど珍しくないのだそうです

 作者のさいき(@45saiki)さんが働く書店で、アニメ化が決定した作品の販促のため、原作コミックに購入者特典を封入することに。数種類の絵柄の缶バッジをランダムにページの間に挟み、盗難を防ぐためにビニールでパック。さいきさん自身が原作ファンだったこともあり、準備はスムーズでしたが、翌日の朝出勤すると、「パックが破かれて特典も盗られてしまいました」という上司からのメモとともに、ビニールが破かれ、特典が抜かれたコミックが置かれていました。

コミックのビニールが破られ特典が盗まれてしまう

 ショックを受けるさいきさん。悲しいことですが、特典の盗難は珍しいことではないのだそうです。ビニールの隙間からしおりやカードなどの薄い特典が抜かれることも少なくないため、厳重にパックしたのに、犯人は購入しない商品を傷つけ、特典を盗んでいったのです。

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 さいきさんは、その作品のアニメをリアルタイムで見る予定だといいます。でも、見るたびに「作品に罪はなくとも酷いことをする人間がいるジャンルだ」と思い出しそうだといいます。好きな作品の特典が欲しいのは分かりますが、盗むのは犯罪であることはもちろん、作品自体をも貶めてしまいます。作品のファンとしてモヤモヤが残ってしまいますね。

コミックについている特典を抜き取るのは犯罪です

 特典を抜き去っている人は作品のファンかもしれないし、もしかしたら転売目当てなのかもしれません。いずれにしても誰かの心ない行動によって、大好きな作品を見るたびに悲しい思いをする人がいるのです。「欲しいから盗る」……それは許されることではありません。さいきさんは自身の漫画がこういった行為について考えるきっかけになればと述べています。

 漫画を読んだ読者からは「初版特典が入っていなかった本を購入したことがある。購入者としても悲しい」「うちの店もやられたことがある……レジ配布も難しい」など読者や本屋さんの立場からのコメントが寄せられています。

画像提供:さいき(@45saiki)さん



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