「生きてるから何だって出来る」 仮面女子・猪狩ともか、“事故からの1年”を回顧する姿がファンの心打つ
4月からはNHKの番組にレギュラー出演。
不慮の事故で脊髄損傷による両下肢麻痺の重症を負ったアイドルグループ「仮面女子」の猪狩ともかさんが4月11日、事故からちょうど1年たったことを報告し、「一番思うのはやっぱり『生きててよかった』ということ」と現在の心境を吐露しています。
「毎日毎日慣れないことばかりで。今でも戸惑うことはたくさんあります」と事故から現在までの1年を回顧した猪狩さん。これまで、弱音を吐かずに一歩ずつ前進しようとする姿勢が、ファンから称賛されていましたが、過酷な現実に思い悩むことも多いようで「どうしようもない苛立ちを家族にぶつけてしまうこともあります。私は皆さんが思ってくれているような強い人じゃありません」と胸の内を明かしました。
後遺症が残った自身の体については、「“乗り越えた”なんてことはなくて、今までもこれからも常に向き合っていくもの」と現実を受け止めつつ、「足が動かなくなっても生きてるから何だって出来る!!」とあらためて“生きててよかった”と実感しているとのこと。
2018年4月、歩道を歩いていた際に強風で倒れた看板の下敷きになり、脚や肋骨(ろっこつ)などの骨折、瞼裂傷、頭部挫創、脊髄損傷という重症を負った猪狩さん。懸命なリハビリを続けた結果、8月には車椅子のまま「仮面女子」のステージに上がり芸能活動を再開し、2019年4月からは福祉情報番組「ハートネットTV」(NHK Eテレ)にレギュラーで出演するなど、パラスポーツ関連のメディアやイベントへの出演が増えています。
精力的に芸能活動を続ける猪狩さんの姿に、「スゴい!それしか、言えないです」「並大抵の努力や頑張りだけじゃここまでこれない」とファンから称賛の声の他、「どんどん新しい事を切り開いて行って下さい」と背中を押す声も多く寄せられています。
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