転職を考えるきっかけ、トップはやっぱり「給料の低さ」
耐える時代ではなくなっています。
転職支援サービス「エン転職」がWebサイトのユーザー1万人以上に転職への意識について聞いた結果をまとめました。転職を考え始めたきっかけは「給与の低さ」がトップで、「やりがい・達成感のなさ」「業界・企業の将来性への不安」が続きました。
「給与の低さ」は全体の43%に上りました。「7年在籍してもほとんど給与が上がらず、本社に勤めない限り昇進もないことから、転職しようと決心しました」(34歳女性)といった声が寄せられたとのことです。
2位の「やりがい・達成感がない」も40%。「今の仕事に対し、本当に相手のためになる提案なのか、自分の都合を押しつけてるだけではないのか、という疑問が離れない」(31歳男性)などと悩む声が寄せられています。
「業界・企業の将来性に不安を感じる」は31%。「一族経営で、上司も上の意見をそのまま現場に伝えるだけ。指示の内容に振り回されることが多く、退職者も絶えないので、会社の将来に不安を感じた」(25歳女性)といった声が紹介されています。
特に20代では「給与が低い」「やりがい・達成感がない」「残業・休日など拘束時間が長い」という項目が他の年代より高い傾向にあったといいます。
ただ、9割近くの人が転職に対し「不安な点・気になる点がある」と回答。特に「自分の年齢」が56%と高く、「希望する転職先の有無」(48%)、「面接・選考で上手く話ができるか」(39%)が続きました。転職経験者からは、不安の解消策として「応募や面接などの転職活動を実際にしてみる」(39%)が最も多かったとのことです。
調査は2月~3月に「エン転職」の利用者に対し実施。1万2721人の有効回答がありました。
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