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「諦め方は知らなくていい」 夢を捨てようとする女子高生と不器用なレンジャーおじさんの漫画に「泣いた」「凄く刺さりました」(1/2 ページ)

あきらめないことも才能のひとつ。

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 鈍くさいのにヒーローをやっているおじさんと、そのひたむきさに反発してどうしても意地悪なことを言ってしまう女子高生の漫画「レンジャーおじさんと女子高生」に目頭が熱くなります。作者は漫画家の成家慎一郎(@_71416)さん。

すごい能力はないおじさんと、夢を捨てようとしている女の子のおはなし

 河原で赤レンジャーの格好をしているおじさん。ヒーローらしからぬ鈍くささで、木に絡まった風船を取ることもできません。高校卒業間近のミヨちゃんは「特殊能力も人知を超えたパワーも持ってない近所迷惑おじさん」と、おじさんをしょんぼりさせます。

 ヒーローだと言い張るなら、空を飛んだり、車を持ち上げたりしてみせてくれたらモモレンジャーになってもいいと言うミヨちゃん。とうてい普通の人間ではできないことですが、おじさんはケガをしてもやり遂げようとします。

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 ミヨちゃんが何度「諦めて」と言っても諦めないおじさん。理由を聞いた彼女への答えは「諦める理由がないから」。「人生にはあきらめなきゃいけないこともあんのよ」と寂しそうにつぶやいた彼女は、持っていたギターをおじさんに強引にあげるのでした。


傷つけるような言葉を投げつけるミヨちゃんですが、本音は別のところに

 ミヨちゃんは1カ月後に上京することになっており、ミュージシャンになる夢を諦めることにしていました。「本当はミュージシャンになりたいんだね」――諦めないおじさんに図星を指されたミヨちゃん。必死で否定し、キーホルダーをなくしたから探してと、おじさんにウソをついていじわるをしてしまいます。その後“夢をあきらめるな”と書かれたキーホルダーを、自ら川の中へ……。

 1カ月後、おじさんはボロボロになってもずっとキーホルダーを探していました。諦めないおじさんに、ミヨちゃんは自分でキーホルダーを捨てたことを告白します。自分が夢の諦め方を知らなくて苦しんでいるのに、「諦める理由がない」と言えるおじさんがうらやましかった――泣きながら謝るミヨちゃん。その時、偶然にもおじさんはキーホルダーを見つけたのでした。


諦め方が分からなくなるくらい本気で取り組んでいたのかもしれない

 「あきらめかたは知らなくていい」というおじさんの言葉に見送られながら、ギターを抱えて上京するミヨちゃん。おじさんのひたむきさによって、夢を諦めないことにしたのでした。同人誌として発表された漫画の奥付には、都会の街なかで弾き語りをするミヨちゃんの姿が描かれています。

 漫画には「涙が自然と溢れてきました」「間違いなく彼女にとってのヒーロー」「自分が納得するまで辞めない!凄く刺さりました!」などのリプライが寄せられ、多くの人に感動を呼んでいます。

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 成家さんのツイートでは、レンジャーおじさんが街なかで奮闘している姿も描かれている漫画が投稿されています。おじさんは普通だけど、いつでも誰かを助けているんですね。

 成家さんは、現在コミック アース・スターで『その者。のちに… ~気がついたらS級最強 !? 勇者ワズの大冒険』コミカライズ版を連載中で単行本1巻が刊行されています。

「レンジャーおじさんと女子高生」

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