「すごい人の努力」を認められないのは「努力不足の自分」を否定されないため 考察漫画に「耳が痛い」の声
だけどその人の努力を認めれば、自分も変われる。
すごい人の「努力」を認めると、自分の努力不足に直面せざるをえなくなってしまう――漫画家・漢弾地(@dankoromochi)さんのエッセイ漫画「すごい人と同じようにできること」に「耳が痛い」「確かにそうだ」と共感する声が集まっています。
途方もない努力の末にすごい作品を生み出している人を、「大したことない」「才能がない」とすぐけなしてしまう声を見掛けますが、「俺も以前はそういうことを言ってたな…」と反省する漢弾地さん。なぜそんなことをしてしまったのか思い返すと、その人の才能や実力よりも“努力を否定したかった”のだろう、と自分の感情を分析します。
「すごい人」の努力を認めてしまうと、自分の努力不足に嫌でも直面することになる。努力というのはやはり簡単ではなく、結果が出なかったときの敗北感を恐れて「時間が」「周囲の理解や協力が」とあれこれ言い訳して行動できないことがあります。そんな自分を正当化するために、すごい人の努力を否定して自分が努力しなくてもいいようにしていた、と漢弾地さんは振り返ります。
そしてそんな自分の努力不足を認めることは、現在から未来の自分に「俺はここから努力できる」と背中を押すことだったのだ、とも。自分が誰かをさげすんでしまうとき、大したことないと考えてしまうとき、それは妬みだけではなく「自分の努力不足」を棚に上げているだけだった……でも、すごい人のようにはなれないかもしれないけれど、すごい人と同じように努力を重ねることはできる。「人の努力を認めることで 自分を肯定できるものなんだね」と前向きな言葉で、エッセイを締めくくっています。
漫画はTwitterで1300回以上リツイートされるなど一部話題に。読んだ人からは「内省した」「耳が痛すぎる」など自分を振り返るきっかけになったという声や、「他人と自分を比べることをやめたらみんなを素直に褒めれるようになった」「すごい人のくじけず自分を信じぬける力づよさに憧れる」と“努力”についてさまざまな意見が寄せられています。
漢弾地(@dankoromochi)さんは、妻と暮らす中で工夫していることや気づいたことをエッセイ漫画としてTwitterで発信中。2017年には人気作をまとめた書籍『僕と妻の場合』が発売されました。
画像提供:漢弾地(@dankoromochi)さん
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冷静に判断すれば、面白くなるタイミングがあるようです。
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