監禁された少年、助けを求める手段はTwitterだけ 毎日更新のサスペンス漫画に引き込まれる(1/2 ページ)
作中の時間経過に合わせて漫画が毎日更新される展開が新しい。
見知らぬ場所に監禁された少年がTwitterで助けを求める様子を日々更新していく漫画が、「斬新」「引き込まれる」と注目を集めています。作者はぱげらった(@pageratta)さん。
自室で眠っていたはずなのに、起きたら見知らぬ倉庫の中にいた内田くん。扉は開かないし窓も壊せず脱出は不可能。倉庫の中にはなぜかスマホが置いてあり、画面をTwitterから切り替えることができません。内田くんの名前でアカウントが用意されており怪しいことこの上ありませんが、仕方なくTwitterで助けを求めることに。
「冗談ですよね?」などツイートを疑うリプライが多数寄せられる中で、アドバイスをくれ、励ましてくれるリプライも。顔や名前を投稿すると、元クラスメイトの相馬くんがリプライをくれます。同級生を見下していた学校生活を思い出し、監禁は引きこもっていたことへの罰だと考える内田くん。これまでの自分を省みて、「俺はここで死ぬべき人間なんだ」「でももっと生きたかったな」と悔やみます。
死が迫るのを感じる中、自分を探し続けてくれる相馬くんにメッセージを送ろうとした内田くん。寸前でスマホの電池が切れ、彼の意識も途切れ――。最後はハッピーエンドのようでいて、謎は残ったまま、新たな監禁事件をにおわせる不穏な場面で終わります。
作中の時間経過に合わせて漫画が毎日更新される展開に、読者からは「続きが気になる」という声が多数寄せられ注目が集まりました。作中に登場した内田くんのTwitterアカウントと同じアカウントが実際に登場し、毎日更新されていたことも盛り上がる要因となったようです。
また犯人が明かされなかったこと、新たな事件が示唆されたことから、「犯人は母親だと思う」「犯人は相馬くん?」「今度は内田くんが助けに行くのかな」「相馬くんも監禁されたことがあって内田くんを助けたのでは」「監禁して引きこもりを更生させていく物語?」など考察が盛り上がっています。相馬くんや新たに監禁されたたけだくんを名乗るアカウントも登場しており、どこまでが“仕掛け”なのか考えてしまう……。
ぱげらったさんは他にも「オタク幽霊との同居生活」など漫画やイラストをTwitterに投稿しています。
漫画「監禁されたからツイッターで助けを求める」
1日目
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