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「“ポケモン世界の実写化”として完璧」 ポケモンオタクが描く「名探偵ピカチュウ」感想漫画がナイスプレゼン

作り手の原作愛が伝わる実写化でした。

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 映画「名探偵ピカチュウ」の感想を、ほぼネタバレなしでつづった漫画が「良いプレゼン」だと話題です。描いたのはポケモンが大好きな漫画家のしかばね(@mihori_t)さん。「“ポケモン世界の実写化”として完璧」と大絶賛しています。

映画は筆者も見ましたが、やはり第一に感じたのは「ポケモンがいる世界」の、秀逸な表現でした

 しかばねさんがまず推したのは、「ポケモンが本当にいる世界」の表現。ピジョットやウォーグルが空を舞い、物陰にはコラッタが潜み……と、ポケモンたちは舞台のライムシティに自然となじみ、人と共生しています。

 町の看板やポスターにポケモンがあしらわれていたり、宇宙を創ったとされるポケモン「アルセウス」が、「神様」として扱われていたり、ポケモンの世界観を再現するために作り込まれたディテールもお気に入りのポイント。また、ポケモンたちの挙動も、ゲームのポケモンずかんに書かれた生態などをふまえた「分かってる」動きだとしています。

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 最後は、「世界的人気コンテンツが原作の大作映画にもかかわらず、無難に受けるものを作ろうとせずに、「とにかく『ポケモンを描こう』『あの世界を実写化しよう』という圧倒的な熱量とオタク心を強く感じました」と総評。「原作への理解と愛にガン振りすれば良いものが作れるんだという好例」として、全ての実写化作品はぜひ参考にしてほしいと希望を述べています。

同じレジェンダリー・ピクチャーズ製作の「パシフィック・リム」や「キングコング: 髑髏島の巨神」に通ずるところも
「+999999999999点」

 「いつか自分の推しポケもこの世界観で見たいなと思わされた」「『ポケモンと共存している世界で、一緒に暮らせる理想』が実写化されて、感無量だった」など、漫画には映画を見た人から共感の声が寄せられました。また、ツイートを見て映画館へ足を運び、満足したという人もみられます。

 しかばねさんは2018年に「劇場版ポケットモンスター みんなの物語」が公開されたときも、プレゼン漫画を公開。ほかにもポケモン愛のこもった漫画を描き、モーメントにまとめています。

作品提供:しかばね(@mihori_t)さん

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