飼い主と仲良く暮らしていた小さかったガーディが大きなウインディに進化してしまい、体の成長に戸惑いながらも心が成長していく姿を描いた漫画が心温まるストーリーです。描いたのはTwitterユーザーの海音 樗さん。
小学生の頃に出会ったポケモンのガーディ。警察の仕事も手伝う賢いポケモンということでお父さんが連れて来ました。ガーディに「ふわた」と名付け、仲良く過ごす日々。
高校生になり日課の散歩をしていると、ふわたは何かを見つけて草むらに入ってしまいます。戻ってきたふわたはガーディからウインディに進化していました。
どうやら草むらに落ちていた“ほのおのいし”で進化してしまったもよう。ガーディだったふわたとは中身は何も変わっていませんが、体は格段に大きくなっているため一緒に部屋にいるとかなり狭く……。
ウインディになったふわたはガーディの頃と同じように飼い主に飛びついたり、すり寄ったりして甘えようとします。しかし大きくなった分、力が強すぎて生身の人間では受け止めきれません。
そんなふわたに飼い主は邪魔だと怒ってしまいます。ショックを受けたふわたは自分でモンスターボールの中に入ってしまいました。
翌日、散歩の時間になっても出てこないふわた。前日に飼い主から邪魔だと言われたことで傷ついているようでした。ふわたはガーディだった頃にやっても怒られなかったことがウインディの大きさでは怒られるようになり、体が大きくなったことに対して心の成長が追いついていません。まじめな性格のふわたは進化してしまったことに責任を感じていたのです。
ガーディだった頃から家に帰ると玄関まで迎えにきてくれて、勉強中も足元に寄ってきて応援してくれたふわた。ウインディに進化しても今までと同じように甘えてくれていただけなんだと飼い主は気づかされました。
ふわたにもう怒っていないことを伝えて、大きくなって大変なことに気づいてあげられなかったことを謝ります。悲しい顔をしていたふわたは飼い主の言葉で笑顔を取り戻しました。
仲直りしたふわたは力加減をコントロールしながら甘えられるようになり、飼い主は大きくなったふわたと触れ合うことでモフモフ感がガーディの頃より心地よくなったことに気づくことができました。
読者からは「いきなり環境が変わると追いつけなくて辛いときがある」といった、人間も心が変化についていけずにふわたと同じ気持ちになることがあるというコメントや、「実際にポケモンがいたらこんな生活なんだろうなぁ」と妄想を膨らませる感想が寄せられていました。自分もポケモンと暮らしてみたい……!
作者の海音 樗さんは、「かわいいウィンディに乗れて自由に走り回れる最高のゲーム『ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ/Let's Go! イーブイ』もよろしくおねがいします」と、ポケモントレーナーがもふもふのウェンディに乗った応援イラストも投稿しています。
画像提供:海音 樗さん
(植木鉢)
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