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雑誌「Animec(アニメック)」が30年ぶり復活 「アニメ新世紀宣言」当時の思い出をコンテスト形式で募集

ーー「機動戦士ガンダム」は、受け手と送り手を超えて生み出されたニュータイプアニメである。

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 ガンダム特集などで愛されたアニメ雑誌「Animec(アニメック)」が、KADOKAWAから30年ぶりの復活を遂げます。刊行日は2019年夏ごろを予定。

コンテスト形式で思い出を募集

 1号限りの復刊が発表された「Animec(アニメック)」の巻頭特集は「ガンダムの40年」。特集企画の一環として、1981年2月22日に行なわれた「アニメ新世紀宣言」の体験談をコンテスト形式で一般公募しています。

 「アニメ新世紀宣言」とは 「劇場版 機動戦士ガンダム」公開直前に新宿駅前で開催され、およそ1万5000人を動員した伝説のイベント。総監督・富野由悠季さんらが挨拶した他、アニメに新しい時代が訪れたことを告げる宣言文が読み上げられました。

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2・22 アニメ新世紀宣言

 私たちは、私たちの時代のアニメをはじめて手にする。「機動戦士ガンダム」は、受け手と送り手を超えて生み出されたニュータイプアニメである。

 この作品は、人とメカニズムの融合する未来世界を皮膚感覚で訴えかける。しかし戦いという不条理の闇の中で、キャラクター達はただ悩み苦しみあいながら呼吸しているだけである。そこでは、愛や真実ははるか遠くに見えない。それでも彼らはやがてほのかなニュータイプの光明に辿りつくが、現実の私たちにはその気配すらない。なぜなら、アムロのニュータイプはアムロだけのものだから。これは、生きるということの問いかけのドラマだ。もし、私たちがこの問いを受け止めようとするなら、深い期待と決意をもって、自ら自己の精神世界(ニュータイプ)を求める他はないだろう。

 今、未来に向けて誓いあおう。

 私たちは、アニメによって拓かれる私たちの時代と、アニメ新世紀の幕開けをここに宣言する。

(ラポート刊「アニメック」第17号より)

 体験談コンテストはKADOKAWAの小説投稿サイト「カクヨム」上で行われ、アニメック元副編部員らによる審査を通過した作品は、「Animec」誌上に掲載されます(投稿にはカクヨム会員登録が必要)。

 コンテスト締め切りは6月9日いっぱいまで。公式サイトには「あの日、新宿アルタ前で行なわれたイベントに参加された方、参加したかったけど現場にたどり着けなかった方、そしてスタッフとして参加していたという方。あの特別な一日には、自分だけの思いがあるはずです。あなたの思い出を文章にして、カクヨムに投稿してください」と熱いコメントが掲載されています。

応募作品ページにはすでに作品が並んでいます

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