コラム
「Anywhere Door」「Shrink Ray」 英語版「ドラえもん」のひみつ道具、“翻訳前の名称”分かる?(2/2 ページ)
日本ならではのひみつ道具名も、ちゃんと英語になってる!
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回答
- Anywhere Door
- 「どこでもドア」。直訳ですが、どこかおしゃれな響きです。ちなみに、どこでもドアは鍵を掛けることもできます。セキュリティ対策バッチリ。
- Shrink Ray
- 「スモールライト」。もとの名前をただ英単語に置きかえた“Small Light”では「小さい電灯」という意味にとられてしまいます。反対の効果を持つ「ビッグライト」は、英語版では“Magnify Ray”と訳されています。
- Translation Gummy
- 「ほんやくコンニャク」。直訳すると「翻訳グミ」。米国ではコンニャクがあまり知られていないため、身近な食べ物に変更したと考えられます。ちなみに、植物としてのコンニャクの英語名は「devil's tongue(悪魔の舌)」といいます。
- Sonic Solidifier
- 「コエカタマリン」。直訳すると「音の凝固剤」となります。これを飲んで声を出せば、その声が実際に文字となって現れるという道具が「コエカタマリン」です。「Sonic」と「Solidifier」、どちらの単語も「s」で始まっており、頭で韻を踏んだリズミカルな響きになっています。
日本文化に由来があり、米国の子どもには分からないひみつ道具名は、ひねった名前に翻訳する場合が多いですね。反対に、「木こりの泉」というイソップ寓話(ぐうわ)の「金の斧」をモチーフにした道具は、元ネタが世界的に有名なので、「The Woodcutters pond」とそのまま訳されています。
英語にすることによって生まれる、韻を踏んだ言葉のリズムも魅力です。「Sonic Solidifier」の他にも、「Sequence Spray(つづきスプレー)」「Buddy Beacon(友情コントローラー)」「Reset Roller(ふりだしにもどる)」などがあります。元の道具名にかかわらず、リズミカルに名付けられているのが目を引きますね。
英語版アニメ公式サイトには、他にもひみつ道具がたくさん紹介されています。ドラえもんファンの方はぜひ見てみてください。
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(直江あき)
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