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「オンキヨー&パイオニア」のホームAV事業、「デノン&マランツ」の米社に譲渡へ
こんな未来は想像できなかった。
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オンキヨーは5月15日、ホームAV事業の譲渡に向けて、米企業と本格的に協議することで基本合意したと発表しました。譲渡先は、「デノン」「マランツ」を傘下に持つ米Sound Unitedとその親会社のファンドです。
オンキヨーはパイオニアのホームAV事業を2015年に統合しており、ホームAV子会社の「オンキヨー&パイオニア」株式などをSound Unitedに譲渡する方針です。
譲渡後、オンキヨーはヘッドフォン、イヤフォン、デジタルオーディオなどのモバイル機器を展開する「デジタルライフ事業」と、家電や自動車メーカー向けのOEM(相手先ブランドによる供給)事業に注力します。
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Sound Unitedはスピーカーの「Polk」ブランドを展開するほか、デノンとマランツを統合したディーアンドエムホールディングスを2017年に買収して傘下に収め、業績は安定しているとのことです。
オンキヨーのホームAV事業は、2018年3月期に売上高346億円、セグメント利益約26億円を計上していますが、18年4月~12月期は減収減益になっています。オンキヨーは、ホームAV事業の譲渡でデジタルライフ事業などに集中する一方、Sound UnitedはホームAVの著名ブランドをさらに加え、ホームAV事業を強化します。
この譲渡が成立すれば、オンキヨーとパイオニア、デノンとマランツというオーディオブランドが米社の傘下に収まることになります。
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