レビュー

滝藤賢一の弱った姿にキュンとくる「東京独身男子」5話 “あえて結婚しない女子”の登場にグラグラする男たち(2/2 ページ)

「結婚とは何か?」の基本に立ち返る。

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結婚は、相手の合意がなければできない(当たり前)

 結婚とはどういうことなのか、もうひとつ基本に立ち返るシーンがあった。結婚したい雰囲気を出す岩倉と三好の前で、透子は言った。

 透子「結婚、興味ないな。誰かに幸せだって証明してもらう必要ないし。まあ、価値観は人それぞれだけど」

 何も言えなくなる岩倉と三好。このふたりも「あえて結婚しない男子」と言われている。その呼び方からは、自分がその気になればいつでも結婚できるようなニュアンスを感じる。しかし実際は、相手との合意がなければ結婚はできないのだ。

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 自分が選べる立場だと思っていたAK男子たち。でも、自分が変わったり、相手の気持ちを動かしたりしなければ、実は結婚できない。このドラマにおけるAK男子3人の立ち位置を、思いっきり揺さぶってグラグラさせる5話だった。

「太郎ちゃんのおもてなし料理」レシピ本がほしい

 全員でのディナーを作ったのは、太郎だった。パエリヤにアクアパッツァにタルティーヌ、ペンネ、サラダ、そして鶏の丸ごとオーブン焼き。全部おいしそうすぎた。4話では、良い肉を使ってカレーかビーフシチューを作るという話もしていた。

 今期のドラマでは「きのう何食べた?」(テレビ東京)の主人公・シロさん(西島秀俊)が作る家庭料理が話題となりレシピ本まで出版されている。「東京独身男子」も、「太郎ちゃんのおもてなし料理」のレシピを公開してくれないかな……。

 りんご、じゃがいも、ズッキーニと一緒にオーブンで焼いた丸ごとの鶏肉。アツアツのそれをテーブルに運ぼうとしているとき、かずなが太郎の言動を責めて迫って来る。そこに、透子との関係について迫る三好をスルーしようとした岩倉が歩いてきて、太郎とぶつかる。太郎と岩倉がぶつかり、鶏肉は床に落ちてしまう。

 太郎は、一度熱い鶏肉を素手で受け止めた。「セーフ」かと思いきや、少し時間をおいて耐えられず手放してしまう。それは、熱くなっているかずなの気持ちを受け止めようとしたけど、やっぱり無理でしたという状況を表しているようだ。そう考えると、床に落ちた鶏肉のベチャッという音が余計に悲しく聞こえた。

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これまでの「東京独身男子」振り返り

むらたえりか

宮城県出身のライター・編集者・ハロヲタ。 

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たけだあや

イラスト、粘土。京都府出身。

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