コラム

未来のアイテムなのに「ほっぺつねるだけ」「自分しか殴れない」 ドラえもんの“シュールすぎるひみつ道具”(2/2 ページ)

存在意義がよく分からない謎アイテム。

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回答

夢たしかめ機

  • 答え:○
  • 強い敵を倒した後に「ゆめじゃないかしら」と疑うのび太のために出した道具。変な質問にもマジレスで返すドラえもんの真面目な一面が垣間見えますね。(てんとう虫コミックス『大長編ドラえもん2 のび太の宇宙開拓史』)

シャラガム

  • 答え:×
  • すぐにドラえもんの道具に頼ろうとするのび太に対し、ドラえもんは「シャラガム」を出してあげます。でも、これはドラえもんのウソで、「シャラガム」は実はただのガムだったのです。信じたのび太は自分の力で物事をやりとげました。プラセボ効果ですね。(てんとう虫コミックス『ドラえもん』プラス3巻「シャラガム」)

荷物はこび用荷物

  • 答え:○
  • ドラえもんとのび太が手ぶらでホテルに泊まりに行った際に、「運ぶものがないなんて困る」とぼやくボーイさんのために出した道具です。ボーイさんもニッコリ。よかったよかった。しかし、なかなかシュールな道具です。(てんとう虫コミックス『大長編ドラえもん13 のび太とブリキの迷宮』)

魔法ぼうし

  • 答え:○
  • 魔界に行くことになったドラえもんが、気分を盛り上げるためだけにかぶったもの。でも、最後には意外な効果を発揮する……?(てんとう虫コミックス『大長編ドラえもん5 のび太の魔界大冒険』)

ウルトラ・スペシャルマイティ・ストロングスーパーよろい

  • 答え:×
  • 「ジャイアンとのケンカに勝ちたい」というのび太。ドラえもんは「ばかには見えないよろい」だと言って、のび太に「無」を渡してからかいました。ひでえ。信じたのび太は無防備のままジャイアンに立ち向かいましたが、ジャイアンもよろいを信じた結果、なぜかジャイアンがボコボコに殴られます。(てんとう虫コミックス『ドラえもん』16巻「ウルトラよろい」)

けんかてぶくろ

  • 答え:○
  • 自分を殴ることができる道具です。あまりに役に立たないので、土に埋めて捨ててしまいました。(てんとう虫コミックス『ドラえもん』10巻「ねがい星」)

予言日記

  • 答え:×
  • ただのドラえもんの日記です。他の人に読まれても大丈夫なように暗号で書かれていたので、のび太とスネ夫が予言日記だと勘違いして大騒ぎしました。(てんとう虫コミックス『ドラえもん』36巻「大予言・地球の滅びる日」)

 今回は「役に立たないひみつ道具」を紹介してきましたが、この記事だって、言ってしまえば実生活では何の役にも立たないかもしれません。しかし、「役に立つかどうか」ばかり考えていては息苦しいではありませんか。

 また、一見すると役に立たないように見える道具でも、作品を読んでみると実際には役割を果たしていることが分かります。例えば、「夢たしかめ機」は、シリアスな戦闘シーンのあとに登場することで、ほっと一息つかせてくれます。さらに「けんかてぶくろ」はてんとう虫コミックス37巻「のび太の0点脱出作戦」で再登場し、のび太が自分の甘ったれた根性をたたき直すために、タイムマシンに乗って過去の自分と戦いに行く際に使用されます。

 「何が役に立つか」なんて、誰にも、ましてやすぐになんて分かるはずありません。一見意味がなさそうなものでも、実はためになっていた……みたいなことは人生には往々にしてありますよねドラえもんの出すひみつ道具はそんなことにも気付かせてくれる存在なのかもしれません。

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直江あき

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