レビュー

第1章推理反省会「あなたの番です」田中圭は本当に回復したのか? 原田知世は本当に? 予想のななめ上展開を徹底検証(2/2 ページ)

第2章のオランウータンタイムを予想する。

advertisement
前のページへ |       

田中圭は本当に回復したのか?

 となると、死んだ翔太(田中圭)は幽霊となって登場するのではないか。幽霊の翔太は、あれやこれやの方法で菜奈ちゃんを守っていくっていうゴースト展開になる。映像的にチープになりそうだが、そのあたり戯画化した展開で突き進んでいるドラマなので、ギリギリうまくいけると踏んだ。

 という予想は、みごと外れた。こんなムチャな展開にしなくても大丈夫だったのだ。

 いや、待ってくれ。

 ネット上では、実はあの「夕暮れの陽の光が差し込むなか微動だにしない翔太」のシーンで、実は、もう翔太は死んでいるのではないか(もしくは意識不明のままなのではないか)という説があるのだ。その後のシーンは、翔太の夢だという予想である。第2章は意識不明の翔太の夢を描いて、最終話で意識を取り戻し、菜奈ちゃんとハッピーエンド。

advertisement

 さすがに第2章は全部夢オチでしたというのは大胆すぎるだろう。だが、確かに、意識不明の重体だったにもかかわらず、ひょこひょこと病院を抜け出せるまで一気に回復するの不自然だ。だから、あの手塚菜奈が死んだシーンは夢であるというのはありえなくもない。

 では、こういう予想はどうだ。

 翔太は意識を取り戻していない。病院を抜け出して菜奈が死を発見したのは、意識不明の翔太の夢だ。現実世界では菜奈は生きている。意識の戻らない翔太を心配しながら菜奈は真相を追い求めている。一方で、翔太は夢の中で、犯人探しをする

 見舞いにくる菜奈に、うわごとのように何かを言う翔太。夢の中で発見した推理のキーワードを菜奈に伝えるのだ。菜奈は、翔太に自分の発見を話して聞かせる。オランウータンタイムだ。わずかな意思疎通を頼りに、夢の中と、現実世界で、ふたりはオランウータンタイムを続ける

 うーん、ないかー。

advertisement

 頭を冷やして、特別編を見て、また予想します。

米光一成

ゲーム作家、デジタルハリウッド大学教授。代表作「ぷよぷよ」「はぁって言うゲーム」「はっきよいゲーム」等

Twitter

たけだあや

イラスト、粘土。京都府出身。

Twitter

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  2. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  3. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  4. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  5. 夫「250円のシャインマスカット買った!」 → 妻が気づいた“まさかの真実”に顔面蒼白 「あるあるすぎる」「マジ分かる」
  6. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 160万円のレンズ購入→一瞬で元取れた! グラビアアイドル兼カメラマンの芸術的な写真に反響「高いレンズってすごいんだな……」「いい買い物」
  9. 「情報操作されてる」「ぜーんぶ嘘!!」 175R・SHOGO、元妻・今井絵理子ら巡る週刊誌報道を一蹴 “子ども捨てた”の指摘に「皆さん騙されてます」
  10. 「セッ…ックス知育玩具」 省略する位置がとんでもないオモチャの名前にネットがざわつく