レビュー

【漫画】「大きさがプレッシャー」「自分の体に自信がない」……ティーンエイジャーの“秘密のクリニック“ Netflix「セックス・エデュケーション」が最高(2/2 ページ)

親とはみたくない。でも子供にはみせたい!

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「私のアソコです」

 Momomoのおすすめエピソードは、いわゆる“リベンジポルノ”について扱った第5話

 ある日、オーティスのクラスメイトで、イケイケ意地悪女子のルビーのアソコの写真が流出する。さらに犯人に「全校集会までに自分はイヤなやつだと認めなければ顔写真も公開する」といわれ、「私の人生終わりよ……!」とルビーはパニックになる。

 全校集会の日、ルビーを擁護するように友達のオリビアが「話題になっているあの写真は、私のアソコの写真です」と立ち上がる。すると後に続くように、「いいえ私のです」「私のです」「僕のです」と次々と生徒たちが声をあげていく。ルビーは意地悪だけど、恥ずかしい秘密をさらされて傷つくことのつらさは痛いほどわかる。周りの生徒達のそんな声がきこえてくるかのようで、胸をつかれるシーンだ。周りの声に勇気付けられたルビー自身も、誇らしさにみちた顔で、最初に立ち上がった友達の手を握り「私の写真です」と立ち上がる。

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 このエピソードに、セックス・エデュケーションの“良さ”がぎゅっと詰まっているなあと私は思う。完璧に見えるあの彼だって、クールに見えるあの子だって、笑っちゃうくらい恥ずかしくて、必死で、一生懸命な部分を隠しながら生きてるんだ。みんなカッコ悪くて愛おしい。そう思ったら、周りにも自分にも優しくなれるような気がする。

魅力的なキャラクターたち

 主人公のオーティスを演じるのは、「ミス・ペレグリンと奇妙な子供達」などに出演する俳優、エイサ・バターフィールド。ドラマの中の彼は、「昔の幽霊みたい」とか言われちゃうくらい地味でもてない男の子という設定だけど、海外のセックス・エデュケーションファンのブログやツイートをみてみると「オーティスのキャンディみたいな瞳……たまらない!」「同じクラスにいたら私からプロムに誘うわ」などなど、オーティスのピュアさと大人っぽさの絶妙なバランスに虜にされる人が後を絶たない。

 そんな彼のクラスメイト達も、個性的で愛すべきキャラクターたちばかり。タフでこわい子だと誤解されているけどとっても優しいメイヴ。彼女を演じるエマ・マッキーは、無名の俳優だったにもかかわらずメイヴ役でのあまりの人気にインスタグラムのフォロワー数が100万人を超えた。

 さらに常に自分らしくいる強さをもつエリック、どこか憎めないいじめっこのアダム、ぬけているけれどスイートで真面目なエイミーなどなど……。彼らの恋愛・友情の模様にも、キュンキュンされっぱなし。甘酸っぱ過ぎて、かわいすぎて、叫びながらみているうちにあっという間に8話全部見終わってしまってまた違う意味で絶叫。「続きがみたあいい!!」ってね。

 でもご心配なく。このドラマ、あまりの人気に異例の速さでシーズン2の制作が決定しているんです!

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 誰しも何か弱点があって、それをわかちあうことで見えてくるものがある。それを教えてくれるドラマ「セックス・エデュケーション」は、現在Netflixで配信中。YouTubeではキャストたちのアメリカ旅行の様子やゲームに挑戦する様子などのキュートなオフショット、シーズン2のキャストたちによる台本読み映像もみることができる。

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